懐かしのゲーム紹介 『暴れん坊天狗』
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発売日 | 1990年12月14日 |
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ゲームタイトル | 暴れん坊天狗 |
メーカー名 | メルダック |
ゲーム容量 | 2M |
価格(発売当時) | 6,500円 |
備考 | なし |
天狗の面がアメリカを助けるために 摩天楼を駆け抜けビルや敵を破壊していく 横スクロールシューティングゲーム。 『源平討魔伝』などを手がけた 源平プロの元スタッフが移籍した ライブプランニング(現:KAZe)が開発を担当。 その斜め上のシュールさから発表当時は 「恐ろしいメーカーが現れた」 「ゲーム界に超新星現る」 「バイバイ、ジャレコにケムコ」などと ゲーマーを震撼させたらしい。 一方、シューティングゲームとしては オーソドックスにまとまっており 意外にも完成度は高い1本です どことなく卑猥なタイトルに 奇想天外で破天荒なストーリー 洗脳ビデオのような奇怪なエンディングと ネタ要素満載のカオスなゲームため 一般にはバカゲー、ひどい場合は クソゲーとして語られ有名である。 キャッチコピーは「エキサイテング」らしい。 上記のように間違ったゲームの方向性とは裏腹に 実際プレイしてみると意外なほどに面白い。 妙に撃たれ強い天狗(自機)が猛烈な勢いで目玉と唾液を発射しながらアメリカ ニューヨークのビル街を颯爽と 破壊しながら進んでいく様子はまさに 爽快の一言に尽きる。 グラフィック、サウンドともに良質であり ゲームとしても爽快で 面白く作品としての質は高い。 特に音楽面では中潟憲雄が 手がけており非常に評価が高い。 キャッチコピーの通り まさにエキサイティングなゲームである。 ゲームとしては面白いながらも あまりカオスでネタ要素が 多すぎるといった点でバカゲー、 クソゲー扱いを受けるという 可哀想なゲームである一方 ファミ通で「変なゲーム」と 紹介されるなどバカゲーとしての魅力を売りに することで別の意味で熱狂的な ファンを持つゲームでもあります アメリカを破壊しつくす内容のため 悪く思ったのかエンディングは アメリカをリスペクトするような 内容になっています。 そのせいでストーリーの内容が さらに理解しにくいものになってしまった。 当初は首塚から登場する落ち武者の 生首がアメリカに復讐するという 内容だったが、さすがに許可が下りなかった。 海外版では 「Zombie Nation(ゾンビ ネイション)」 というタイトルで天狗が落ち武者の 生首に変わっており奇妙を 通り越して気味の悪いゲームとなっている。 中潟憲雄氏曰く「ベラボーマン 開発当時アルバイトに来ていた ヘビメタ青年をメルダックに誘ったら とんでもない企画書を書いた。 これを社長が気に入ってしまい そのままゲーム化するハメになってしまった」 とのこと。 開発担当のライブプランニングは 後にデジタルピンボールで 有名になるカゼネット(KAZe Net)の前身である ゲーム発売から23年近く経った2013年6月22日 なんとサウンドトラックが発売された。 ゲームの裏話も掲載されているとのこと。 見た目とは裏腹に完成度の高い1本でした。 興味があるかたは是非やってほしいですが 価格が高騰しておりなかなか 手に入れるのは難しいかもしれないですね…。 ◆裏ワザ サウンドセレクト ・タイトル画面でA,B,上を同時に押しながらリセット。 体力回復 ・ポーズをかけ、上,上,下,下,左,右,左,右,B,A,ポーズ解除。使えるのは一度だけ。 電気線に触れてもノーダメージ ・残りライフが1の時は電気線に触れてもダメージを受けない。