懐かしのゲーム紹介『ドラキュラ伝説』
ドラキュラ伝説
発売日 | 1989年10月27日 金曜日 |
価格(販売当時) | 3,300円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 512K |
メーカー | コナミ |
■一言MEMO
主人公の武器はムチで、ライフ制のサイドビューアクションゲームです。 一見すると、ファミコンで発売された『悪魔城ドラキュラ』の ゲームボーイ版と勘違いしてしまいそうになりますが 内容がかなり違いますので注意が必要です。 まず、「斧」「短剣」「十字架」「聖水」といった サブウェポンがありません。メインウェポンであるムチは 「水晶」というアイテムを取るとパワーアップするのは 過去作と同じですが、二段階のフルパワーアップをすると ムチから炎が飛び出す仕様に。これでゲームが簡単に なるかと思いきや、ダメージを受けるとムチの攻撃力が 一段階落ちる仕様もセットです。つまり、ダメージを受ければ どんどん不利に、ノーダメージで行けばラクに 進めるゲームになっています。このあたりの感覚は 『グラディウス』的と言えば分かりやすいでしょうか。 あと、プレーヤーの動きが非常にもっさりしています。 ゲームボーイ初期の作品と言うこともあって技術的に できなかったのかもしれませんが(背景とか描きこんでいるし とにかく動きが重い。そして、登場する敵のほとんどが 過去作に出ていないオリジナルです。ステージも段差を登る 「階段」や新しいエリアに行く際の「扉」もなく クリストファーは天井から垂れ下がっていく縄を登っていきます。 このように、過去作との変更点が多すぎるのに、なぜか遊んでいると 「ドラキュラだ!」と感じてしまう。本作はそんな不思議な作品です このあたりの謎は後ほど解説させていただきますが 本作を語る上で注目したいのは、初代『悪魔城ドラキュラ』 の<ストーリー>で語られていた、かつてドラキュラ伯爵を 倒した英雄クリストファー・ベルモンドが本作の主人公で あるという点。本作は、『悪魔城ドラキュラ』の約100年前 そして『悪魔城伝説』の約100年後の戦いを描いた作品です。