懐かしのゲーム紹介『死霊戦線』
死霊戦線
発売日 | 1989年3月23日 木曜日 |
価格(販売当時) | 5,500円 |
メディアタイプ | Huカード |
データ容量 | 2M |
メーカー | ビクター音楽産業 |
ある日突然、平和な街「チャニーズ・ヒル」 に何かが起こった……。全ての通信・交通等の 手段は途絶え、街に足を踏み入れた者は 二度と帰って来なかった。陸軍一個中隊 さえも呑み込んだこの異常事態 スーパーナチュラル・インベージョン (超自然侵略)に、新設されて間もない 超能力特殊攻撃部隊S-S.W.A.T.が出動する。 しかし、その百戦錬磨のメンバー達も 次々とチャニーズ・ヒルの虜となり 消息は全く不明のままである。 残るは最年少の女性隊員ライラ・アルフォン ただ一人。はたして、何千人もの人間を 呑み込んでしまったチャニーズ・ヒルの怪 に対し、彼女は立ち向かうことができるだろうか? マップ画面 ここからゲームスタート。下にある教会など 街の中にはいくつか建物があります。 広大なマップを行き来することになりますが 説明書にチャニーズ・ヒルの全景が載って いるので、迷う事はないと思います。 拠点となる教会 怪物だらけのチャニーズ・ヒルで唯一安全な場所です。ここに来るとライラの体力(PF)と念エネルギー(MF)が回復します。 生存者を見つけると、この教会に連れてくることになります。そして、生存者たちと会話して得られる情報から、次に成すべき事がわかるというのが、このゲームの基本的な進め方です。会話内容が変化する場合があるので、一回だけでなく何度も話しかけることが必要です。(そうしないとフラグが立たない) バトル画面 戦闘はアクションになっていて、ナイフや銃で戦います。威力や弾の消費数など、それぞれ特徴があるので、うまく使い分けることが大切です。また、武器にPS処理(念を封じ込める)をして攻撃力をアップさせることもできます。 クリーチャーを倒すと、青い玉(経験値アップ)、赤い玉(PF少量回復)、緑の玉(MF少量回復)、弾薬を落とします。左右の端まで行けば逃げることも可能です。 学校で女の子を救出! 安全地帯である教会へ連れていきます。このような感じで、建物の中を探索し、生存者を助けます。 チャニーズ・ヒルを舞台に、クリーチャー群と戦うアクションロールプレイングゲームです。MSX2版がオリジナルになりますが、映画にありそうなストーリーと雰囲気がとても良いですね。PCエンジン版は、全般的に操作性が良くなり、経験値の存在など、ロールプレイングゲームの要素が強めです。戦闘のスピードは、他機種より速いですが、敵の動きはワンパターンだし、慣れてくれば大丈夫だと思います。会話を中心にストーリーが進み、街に起きている異変の謎が少しずつ解けていきます。 個人的には面白いゲームだと思いますが、教会を中心に何度も同じ場所を行き来させられ、うんざりするなどの不満点もあるので、面白と思うかは人それぞれではないでしょうか。 ただ、ゲーム内容とは別にPCエンジン版は 注意すべき点が二つあります。 Huカードのゲームだからセーブが パスワードというのは仕方ありませんが 文字数が多くて、ひらがな、カタカナ アルファベット、数字と、全て使っているため とても間違いやすく、入力作業も面倒なのです。 ライラが死んでゲームオーバーになってしまうと、タイトル画面に戻ってしまい、最初からやり直すか、パスワードを入力して以前の続きからを選ぶしかありません。ゲームオーバーになることは少ないとはいえ、そのたびにパスワードを入力というのはきびしいと思います。死んだ時は、教会に戻されるだけにしてもらいたかったです。 もう一つが重要で、知っておかないと致命的になるバグです。 経験値が9999を超えると、最大PF(ライフの最大値)が0になり、一回でもダメージを受けると死んでしまうのです。対策としては、経験値がある程度アップしたら、青玉を取らないように気を付けるしかないと思います…。他にも所持アイテムが15個以上になると発生するバグもあるので、こちらにも注意です。