エナジー

発売日 1989年4月19日 水曜日
価格(販売当時) 5,200円
メディアタイプ Huカード
データ容量 2M
メーカー メサイヤ

「エナジー」は意外にもパソコンゲームからの移植作だった。
当時のパソコンゲームで「エナジー」というのがあるのか
ネット検索かけてみたけど見つからず、いろいろやってる
うちにこのゲームの原作が「’ASHE(アッシュ)」
なるPC-8801用ゲームで、開発・発売元は「クエイザーソフト」
なる会社だったということまでは突き止めた
(この「エナジー」でもタイトル画面で
「CREATED BY QUASERSOFT」と表記はされている)
。しかしゲームの内容についてはまるっきりわからないため
このPCエンジン向けの移植がどれほど原作を
再現したものであるのかは分からない。

PCエンジン版の発売元はメサイヤ(日本コンピュータシステム)
もともとパソコンでゲームを出していたがPCエンジンに
もかなり早くから参入していて、第一弾として
自社の戦術シミュレーションゲーム「ガイアの紋章」
をPCエンジンに移植している。第二弾にPCエンジンなら
ではの多人数プレイレースゲーム「モトローダー」
第三弾としてオリジナルアクションゲームとして
「改造町人シュビビンマン」を発売、これらは
一部の濃いファンを獲得するヒットとなり以後PCエンジンの
人気シリーズと化した。その直後にメサイヤブランド
PCエンジンソフト第第四弾として出たのがこのエナジーです♪

ゲームは壊滅した東京を背景に始まる。画面が映った
途端にゲンナリする人も多いだろう。PCエンジンとは思えない
ファミコンのB級ソフトか?と思えるような
チープな背景&キャラクターが映る。プレイヤーキャラも小さく
動かしてみるとスタスタと走る様はなんともゆっくり。
ジャンプもピョコンとヘンな音を立ててちょっと飛ぶ程度。
 画面端まで動いていくと、さらに驚くべきことがわかる。
このゲーム、いわゆる横スクロールアクションではあるのだが
画面の端まで移動するとそこでようやく画面全体がスクロールして
隣の画面の端にキャラクターが移動するという妙な仕組みに
なっているのだ。しかもこのスクロールがえらく遅い!
あちこち移動する際、イライラすること請け合い。
これはPC-88の原作の仕様をそのまま移植したもの
と思うんだけど、家庭用に移植するならもうちょっと
何とかしてほしかった。




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