懐かしのゲーム紹介『ミラクルロピット 2100年の大冒険』ファミコン

0

 ミラクルロピット 2100年の大冒険

発売日 1987年8月7日 金曜日
価格(販売当時) 4,900円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 1M+64KRAM
メーカー キングレコード
2100年、突如飛来したUFOより地球は攻撃を受ける。
ある幼い兄妹の下にも攻撃は及び、UFOに攫われ
異次元へと連れさられた上に離れ離れになってしまう。

そんな時、不思議なロボット「ロピット」が女の子の前に現れる。
女の子とテレパシーによる交信が出来るそのロボットは
女の子を乗せて兄を連れ去ったUFOを追いかける旅に出る。

ごくオーソドックスなアクションゲーム。
ファミコン前半期のゲームなだけあって、今時のゲームに
比べると難易度が高めであり、かつ突然の理不尽な死亡ポイントがあったりする。
随所に存在する扉を開く仕掛けもほぼノーヒントで解かなければならない。
またクリアすると、難易度の上がったいわゆる2周目が始まるのだが
そこに至るまでがストーリーを台無しになるどんでん返しなのも理不尽。
この2周目をクリアしないと本当のエンディングは見られない。

このような要素を含めて一部ではクソゲーとも言われる。
(個人的には小学生が独力クリアするには少々厳しいだけで
十分面白いゲームだと思うが)

ステージ

全てのステージに共通して、ゴールとして謎の窓の
ようなものが空中に浮いている。これに入るとクリアだが
窓に泡のようなものが映っているときに触るとダメージを受ける。
泡が映っていない時に入らなければならない。
途中いくつかのステージに存在するワープの
ワープ先はランダム。前のステージに戻ってしまう事もあれば
最終面にワープする事もある。バグで、脱出用UFOに乗った後の
エンディングにワープする事もある(ステージ13扱い)。

ステージ1
オーソドックスなステージ。
上ボタンで入る事の出来る背景の穴が複数存在する。
入ると別の場所の穴にワープするが、先に進めるワープも
あれば逆戻りするワープもあり、中には出口から出ると
同時に突風と共に吐き出されそのまま穴に落ちてしまう
(要するに入った時点で死亡確定)の穴もある。
ゴール付近の3枚の扉は当時の小学生にこのゲームを
投げさせた最大の敵。1枚目は上から3分の1程度の高さに
ショットを当てると開く。2枚目と3枚目は扉の手前の床の
でっぱりの上で小刻みに数回ジャンプすると開く。

ステージ2
海上ステージ。海は穴と同じなので落ちれば即死。
ステージ1と比べて、海の上を移動する足場に
乗って移動したり、撃つと崩れてくる壁などが特徴。

ステージ3
砂漠ステージ。途中の橋を渡る場所以外は
落ちて死ぬような場所は無いが、その代わり砂漠の中に
引きずり込まれて一定時間行動不能になる流砂がある。
壁に設置してあるアンテナや、電波を撒き散らす
タイプのカラス、カマキリに変化するハサミ等が新しく登場。
ステージの途中に隠しゴールが存在する。

ステージ4
引き続き海上のような場所だが、背景は夜で暗い。
羽イモムシや、乗ると落ちる空中の足場がある。また、首長竜の
ようなものを足場にする場面もある。背中と頭の2部位あり
背中はいつ乗ってもただの足場。頭は触るとダメージを受けるが
何発か撃ちこむと動きが停止し、この時だけ足場に出来る

ステージ5
いきなり宇宙。ヒモに釣られた逆さハサミが登場。
どこからぶら下がっているのかは謎。
途中までは今までどおり右に向かって進んで行くが
途中からは下に向かって降りて行く。落下するだけで下に降りれるが
画面スクロールが追いつかず画面外に出てしまうと穴に
落ちた扱いになってしまうため、適度に足場に降りる必要がある。
なおここにもワープゾーンがある。

ステージ6
再び地上に戻ってくる。いまだに夜。
ステージの出だしにいきなり、空中のうごめく木3つを
足場にして向こう側へ渡るアクションがある。
うごめく木と、藻が登場する以外は特に特徴の無いステージだが
その2つがかなり嫌らしい。ちなみにうごめく木3つは
3つの止まるタイミングが合うまで待っていると中々向こう側に
渡れないが、一番手前の木が止まったらそこから
最大ダッシュジャンプをすれば向こう岸にギリギリ届く。
なおゴールがダッシュジャンプしないと
届かない高さにあるのも地味に嫌らしい。

ステージ7
ラピュタのような空中の城のような中を進んで行く。
もちろん足場から足場へと飛び移るアスレチック。
ステージ1の扉のように、特定の場所でジャンプしたり
して足場を操作しないといけない謎解きが複数箇所あるので面倒。
ここにもワープゾーンがある。

ステージ8
ステージ6と似たようなステージ。が、仕掛けを作動
させなければならないのはステージ開始直後のみ。
前半は地面と天井で電波を飛ばしまくるアンテナを避けるゲーム。
後半は空中を移動する足場を飛び移るゲーム。ただでさえ
ダッシュジャンプの連続でロピットが短足になりやすいのに
加えて途中から縦スクロールになるため、ゲーム有数の難所になっている。

ステージ9
夜をバックに城のような場所を進んで行く。
特にこれと言った仕掛けも無いが、天井があまり
高くないので動きにくい。またゴール直前のボスは初見だとびっくりして死ぬ。
ちなみにワイヤーか赤ボールアイテム×3の飛行があると天井の上を行く事も可能。

ステージ10
久々の昼。ステージ2と似たような感じ。
途中に動く足場と首長竜の首だけを複数乗り継いで
行かないといけない海がある以外は特別な仕掛けも無い。
ただしゴール直前にまたボスがいる。

ステージ11
再び宇宙。今度は足場の下に炎が燃え盛っているところから
恒星の近くと言うような設定だろうか?
足下から噴出してくる仕掛けが多めな事、後半に坂道
(立ち止まると滑って下に落とされる)がある以外は
割といやらしくないステージ。途中にボーナスゲームがある。

ステージ12
実質的最終ステージ。
改造マリオのようにいきなり何も無い空中から始まる。
流石にすぐ下に足場はあるが、ステージ7後半のように
足場から足場へ飛び移る難所が再び。ただし距離は短い。
後半は地面に足を着けて進むが、プレス機を掻い潜って進む。
1箇所だけ、回避がほぼ不可能なプレス機が存在する。ダメージを
受けて強行突破するしかないが、その直後に紫アイテムが1つ置いてある。
これを取るとロピットの残骸をプレス機の中から出してくれた上に
ロピットを復活させられるため、必ず死ぬプレス機
だと分かってて設置したという事らしい。
プレス機を潜り抜けると、間を通ると光に包まれる機械の
ようなものがある。1つ目の機械の間を通ると
謎の赤い宝石のようなものが出現する。

赤い宝石を取る
次にある機械の光に包まれた時、探していた兄が出てくると
共にロピットがどこかへ消えてなくなる。
そこからは兄妹2人セットで進むことになる。
兄妹状態だとややダッシュ力が落ちる以外は女の子単身の時と同じ。
ロピットが消滅した場所から少し進むと、緑色の趣味の悪い
UFOが置いてある。接触すると乗り込む事が出来る。
UFOに乗るとショットが撃てるようになるが
代わりに左右移動がジャンプでしか出来なくなるため
乗るかどうかは良く考えよう。ちなみにこのUFOは
ロピットのようにダメージを肩代わりしてくれたりはしない。
兄を連れた状態でゴールに辿り着くと、ステージ12に進む。

赤い宝石を取らない
次にある機械の光に包まれた時、普通にダメージを受けた時の
ようにロピットが壊れる。兄も見つからない。
女の子単身で先に進む事は出来るが、UFOには乗れない。
敵を回避しつつゴールまで行くと、ステージ11の最初からやり直しになる。

ステージ13
エンディング用ステージ。敵は出ないが、時間制限や穴はある。
少し進むと脱出用UFOだと思われるものが置いてあるが・・・。
なおこのUFOより先にある足場の方へは行っても何も無い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です