懐かしのゲーム紹介『信長の野望・全国版』ファミコン
信長の野望・全国版
発売日 | 1988年3月18日 金曜日 |
価格(販売当時) | 9,800円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 2M+64KRAM |
メーカー | 光栄 |
元祖光栄の歴史シミュレーションの先陣を 飾る参入第一弾。三國志と共に同社の 看板タイトルとなる人気シリーズの ファミコン一作目で初作にして既にHEX戦や 国力パラメータの基本等は概ね完成している。 天下統一を成し遂げるだけでなく、本能寺の変の イベントを出現させることも重要な目標となる。 プレイヤーは戦国大名の一人となって 天下統一を目指す。街の開発や開墾・治水を 行い国力を増強し、軍団を養成して周辺国に 攻め込み、領地を拡大していく。 画面は内政コマンドを指示するメイン画面 メイン画面から参照できるマップ画面 戦闘モードのHEX画面の3種類。 本作では、大名の配下の武将は登場しない。 プレイヤーが選択した大名一人のパラメータに 各コマンドの結果は影響されることとなる。 実行できる外交コマンドは同盟と婚姻のみ。 成功すると攻め込まれる確率が下がる。 忍者を雇い、他国を混乱させることができる。 マルチプレイは8人まで対応。奇数番プレイヤーはコントローラーIを、偶数番プレイヤーはコントローラーIIを使用する。 特定の条件を満たすと史実どおりの 1582年に隠しイベント「本能寺の変」が発生し、織田信長は明智に討たれ、その後を秀吉が 引き継いでプレイは続行する。 尚、「全国版」とは、1983年以降マイコン用にリリースされた初代「信長の野望」が尾張を中心とした畿内から関東までの17カ国に限定された内容だったのに対し、全国50カ国を網羅した「全国版」が二作目としてリリースされ、ファミコンへはこの二作目が移植されたことによる。ゲーム開始時に、前作となる初代版の17カ国モードと、全国版の50カ国モードを選択できる。 第一作目ということで、以降のシリーズを知っている目線で比較すれば、あらゆるところがシンプルで、すなわち細かな調整がなされておらず、その唐突さというかむき出しの荒々しさがゲームの難易度を大幅に上げている。特に一国のみのゲーム開始時に周辺の強国に飲み込まれず領地を拡大していくところが難しく、なんとなくプレイしても全く歯が立たず途方に暮れることがある。