1943

発売日 1988年6月20日 月曜日
価格(販売当時) 5,300円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 1M+64K
メーカー カプコン

1943とは?

1943はカプコンが発売した1942の
続編のゲームです。前作同様縦スクロール型の
シューティングゲームです。Bボタンでショット
Aボタンで宙返りさせると同時に稲妻を
走らせて敵をやっつけることが出来ます。
今作では、パラメータ振り分けという
RPG的な要素が加わっています。
当時はドラクエが流行っていたので
このようなシステムを盛り込むゲームが人気でした。この流行に乗って、シューティングゲーム
にも採用しました。ゲームスタートすると
任意のパラメータを3つ増やすことができます。
パラメータには、
・攻撃力
・防御力
・エネルギータンク
・特殊武器
・武器使用時間
の5つがあります。上の画像のような感じです。
このような機能が必要だったかは
疑問の声があります

■アーケードからの変更点

・1人プレイのみ
アーケードからの移植なのですが
ファミコンの性能上2人プレイはできません。
1人プレイですらスプライト数
(同時に表示させる事ができるグラフィック能力)
の関係上キャラがチラついて消えることが
あります。1人プレイだときつい場面もあるので
2人プレイの協力プレイが出来なくなってる点が
本当に残念な点である。
・艦名が違う
アーケード版は実在する日本の軍艦名だったが
ファミコン版は三国志の武将名が付けられている。
リョフやトウタク、リジュなど。



問題点

処理落ちがかなり激しい場面も存在する。
原作後半ステージの艦隊戦における敵の猛攻を
ファミコンなりに再現しているが
その為に恐ろしく処理落ちする。
・ステージ関連
後半のステージになると、通常の雑魚敵で
すら一撃で落とせない耐久力を持つようになり
連射機が必要になってくる。
ゲームオーバー時のコンティニューは
ステージの最初からやり直しになる為
クリアできない場合はひたすら同じステージの
リトライを繰り返す事になる。
ステージ数が増加したが、焼き直しのステージが
多い為、間延びした感がある。やはり最終面に
あたるステージではパスワードが表示
されないため、非常に厳しい。
また、そのステージもボスラッシュ的な
構成となっている為非常に長丁場となり
ゲームオーバーになると堪える。
時間と共にエネルギーが減少していくと
いうシステムのため長丁場となる最終面では
ボス到達時にエネルギーがかなり少なくなり
(道中にエネルギー回復の隠しキャラは
配置されているが、全部取得したとしてもである)
防御力を最大にしていても一撃被弾すると
ほぼミスとなる非常にシビアなバランスである。
・カスタマイズ関連
カスタマイズによる強化はかなりの影響を
およぼすので「エネルギータンク」や
「武器使用時間」を疎かにすると
あっという間に息切れする。
機体のカスタマイズを行うには
ステージ中の隠しアイテムを
取得する必要があるため、入門プレイヤーに
対するハードルはやや高いと言える。
一度、カスタマイズするとポイントの
再振り分けは出来ない為極端な割り振りに
して詰まった場合は最初からやり直す事になる。
システム上仕方ないが、ステージの途中で
カスタマイズのために進行が止められる。
・BGM関連
エネルギーが残り少なくなった時に
BGMがピンチ時のものに固定される。
1ループが短い単調な曲な為、聞き続けると
滅入ってくる。原作から一部のBGMが
削除された。他のBGMの完成度が高い為
原作の「空中戦B~艦隊戦B(扶桑や飛龍ステージのBGM)」が存在しないのが惜しまれる。




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