1番使いやすかったコントローラーはどれか?

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1番使いやすかったコントローラーはどれか?

私たちの多くがお世話になった家庭用ゲーム機。
「一日1時間まで!」なんてルールを遵守しつつ
私たちは必死でテレビの画面と戦っていましたね。
テレビがあってゲーム機本体があって。そこからコードで
繋がれた「コントローラー」を握りしめてゲームに
耽ったあの頃。私たちが握りしめていて
コントローラーどんな形状が使いやすかったですか??
家庭用ゲーム初期は「ツマミ」!
それも初めは左右に、やがて上下左右にと進化していきました。
両手持ちの横長パッド以前はジョイスティックが主流だったが
ぴゅう太やインテレビジョンでは縦長形状のパッドも使われていた。
1983年から1984年にかけて、この縦長形状のコントローラの
パッドをジョイスティックに置き換えたタイプのゲーム機が
いくつか発売されている。セガ(後のセガゲームス)
のSG-1000もその1つだった。しかし同じ頃、任天堂の
ファミリーコンピュータが両手持ちの横長パッドを採用し
ライバルのセガもSG-1000IIでそれに続いたことで
家庭用ゲーム機の分野では両手持ちの横長パッドが標準となった。
さあ、では往年の家庭用ゲーム機の「コントローラー」を見ていきましょう。
皆さんはどのコントローラーが一番使いやすかったですか?




カラーテレビゲーム15

ツマミで十分、だってツマミを使う動作しかないんだから!
1977年に任天堂が発売した「カラーテレビ15」。
最初にテレビゲーム機に触れたのはこれでした
これはもう、使いやすいも何もツマミを回すだけでしたよね。
カラーテレビゲーム15

カラーテレビゲーム15

ゲーム内蔵型の時代ですね。
それでも2P対応のコントローラー付属って
のは凄いことだったのかもしれません。
カラーテレビゲーム15のゲーム画面

カラーテレビゲーム15のゲーム画面

テレビでピンポンしてるだけでしたね、いま思えば
ただこれでもすごく楽しかったですね♪

カセットビジョンシリーズ

ファミコン前に一世風靡したカセットビジョン、ファミコンと
同時期に「5,000円」という破格の値段設定で対抗したカセットビジョンJr.。
カセットビジョンとカセットビジョンJr.は本体一体型でしたが
スーパーカセットビジョンでは左右のボタンとセンターに
ツマミを配置したコントローラーとなりました。
ちなみにスーパーカセットビジョンは、ファミコンやセガに
後れること1年でリリースされたマシン。
カセットビジョンシリーズはエポック社のゲーム機でしたが
スーパーカセットビジョンはNECがハードウェア開発を
担当しエポック社と共同開発を行ったマシンでした。
ファミコンの牙城を崩すことはありませんでしたが
この後にNECがPCエンジンを投入したことを思うと
ゲーム機の闘いの歴史に胸が熱くなります

カセットビジョン

カセットビジョン

カセットビジョンJr.は操作しにくい先入観でしたが
意外にカセットビジョンよりも操作しやすかった記憶がありますね。

カセットビジョンJr.

カセットビジョンJr.

SG-1000

セガと任天堂の因縁はここから始まった!?
ファミコンと同日に登場したセガのゲームマシン「SG-1000」。
我が家にファミコンが来るまでの数か月、友人の家で熱中したのは
このマシンでした。これもやはりツマミのタイプとなっており
長いスティックをグリグリっと回してゲームに熱中したものです。
SG-1000

SG-1000

コントローラ形状は縦長の箱状で、両側面にボタンが1つずつある
8方向レバーのジョイスティック(前述のスーパーカセットビジョンと同様)
スティック部は小学生の手にフィットする細長い形状なのが特徴的。

ファミコン(ファミリーコンピュータ)

日本ゲーム史に燦然と輝く金字塔、ファミリーコンピュータ。
十字キーにABボタン、ⅠコンとⅡコン。どれをとっても最高に
素晴らしいクオリティーだったように思います。
ファミコン(ファミリーコンピュータ)

ファミコン(ファミリーコンピュータ)

ここで登場、十字キー!
自分はゲーム&ウォッチのドンキーコングで遊んでたせいか
初めからこのコントローラーが使いやすかったです。

十字キーは任天堂の特許

十字キーは、任天堂在籍の開発者横井軍平によって
1982年発売のゲーム&ウオッチ『ドンキーコング』
のために開発された。それ以前と同様の分離した方向ボタンを
採用したゲーム&ウオッチのタイトル
(その中には『スーパーマリオブラザーズ』も含む)も
当分の間は発売されたが、十字キーを採用したタイトルの方に
人気が出た。任天堂は十字キーの特許を取得し、技術・工学エミー賞を受賞した。

SG-1000Ⅱ、セガ・マークⅢ、マスターシステム

SG-1000Ⅱ、セガ・マークⅢのコントローラー

SG-1000Ⅱ、セガ・マークⅢのコントローラー

「ジョイパッド」と呼ばれ、ファミコンに追随する形式と
なりました。十字キーの形状は微妙に異なりますが
操作感はほぼファミコンと同じだったと思います。
マスターシステム

マスターシステム

こちらは実機に触れた記憶がありませんが
同じくジョイパッドだったようですね。

PCエンジン

ファミコン一強時代から、次代の扉を開けることとなったマシン「PCエンジン」。
後のCD-ROMなどは、全ゲーマーにとって羨望の的だったのではないでしょうか。
ゲーム機の戦いが8ビットから16ビットになっても
拡張設計思想で戦い続けたマシンでもありました。
こちらのコントローラーもやはり、ファミコン準拠というべき仕様でしたね。
PCエンジン

PCエンジン

初期型コントローラー。やはり十字キーが
一体化したボタンを用いていました。

メガドライブ

「時代が求めた16ビット」
「VISUAL SHOCK! SPEED SHOCK! SOUND SHOCK!」
など、次代の幕開けを強烈にアピールしたメガドライブ。
初期型のコントローラーは方向ボタン・スタートボタン
トリガーボタン(A・B・Cの3ボタン)が配置され
デザインは流線形で握りやすいコントローラーでした。
メガドライブ

メガドライブ

デザインは手にフィットすることを念頭に曲線主体で
「手にすっぽり収まる形」としたエルゴノミクスデザインを
意識したパッド。トリガーボタンもこれに合わせて斜めに配置されていました。

スーパーファミコン

PCエンジンから3年、メガドライブから2年。
1990年、満を持してスーパーファミコンが登場。
私はスーパーファミコンを予約して購入しました。
4色のボタンに上部のLR、正直はじめは慣れませんでした。
スーパーファミコン

スーパーファミコン

合計6つにまで増えたボタン、購入直後は
随分と慣れなかった記憶があります。

NEOGEO

アーケードゲーマーが熱い視線を送ったゲーム機といえばNEOGEO。
後には通常のコントローラータイプを採用しましたが
初期のこのゲーセンそのままのスタイルがとても
印象的でしたよね。まあ、高嶺の花でしたけど。
NEOGEO

NEOGEO

キャッチコピーは「凄いゲームを連れて帰ろう」。

FM TOWNS マーティー

これはゲーム機にいれてよいものか…といいつつ、当時の
パソコン最高峰だったFM TOWNSのゲームが遊べるってなもんで
注目はそれなりに高かった記憶があります。
如何せん価格が高かった。。。シンプルなコントローラーですね。
FM TOWNS マーティー

FM TOWNS マーティー

キャッチコピーは「Martyにチャンネルを合わせろ」。

セガサターン

XYZABCの6ボタン+スタート1ボタン+LRのコントロールパッド。
実はセガサターンで遊んだことなかったのですが
バーチャファイターを楽しむにはこれだけのボタンが必要だったのですね
セガサターン

セガサターン

セガサターンコントロールパッド。
本体色に合わせて初期は灰色、後期は白でした。
当時のスケルトンブームに合わせて期間限定のクールパッドも発売。

Play Station

個人的にはバイブレーション機能のついたコントローラーを
使っていて、これでバイオハザードやったときの恐怖感と言ったらなかったです。
前面のボタン4つに加えて上部にもボタン4つ!
ついつい白熱するゲームに、下部が握りやすいのが良かったです。
Play Station

Play Station

任天堂の牙城を崩し去った歴史的なマシン。
私もこのマシンでファミコン⇒スーパーファミコンと
続いた任天堂から卒業でした。

PC-FX

PCエンジンでゲーム機戦争を戦い抜いたNEC&ハドソンの次世代ゲーム機。
当時のパソコンの覇者、NEC98との連携マシンでしたね。
ただ、ほとんど憶えていません…
結果としてはFM TOWNS マーティー同様、パソコンとの
互換性意識で開発されたマシンはなかなか覇権には
届きませんでしたね。コントローラーは前面にボタンが6つ。
PC-FX

PC-FX

NECホームエレクトロニクスがハドソンとo共同開発したPCエンジンの次世代機。
当時のパソコンの王者、NEC製PC-9800シリーズとの連携が意識されていました。

3DO REAL

32ビット戦争ではセガやソニーよりも先に名乗りを上げた3DO REAL。
よく家電屋さんで見かけた気がします
筐体に高級感ありましたね。ボタンは前面に3つ。
3DO REAL

3DO REAL

パッド上部に別のパッドを接続するためのコネクタを
備えて8台まで接続できるという珍しい仕様。
はステレオヘッドフォン端子と音量ボリュームがあり
ヘッドホンを挿すことが出来ます。
この後にはNINTENDO64、ドリームキャストなどの
64ビット戦争に突入していきます。
ただコントローラーの歴史でみれば、80年代当初の
ツマミ⇒スティックタイプからの十字キー&ボタンタイプへの進化。
さらにはボタンがどんどん増えていく過程が
もっとも多くの人がリアルタイムに体感した流れだったかもしれませんね。