前代未聞の新ジャンル!?知る人ぞ知る新聞配達ゲー「ペーパーボーイ」

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数あるゲームの中でも唯一無二の新聞配達ゲー『ペーパーボーイ』

1984年にアタリが発売したアーケードゲーム『ペーパーボーイ』。
所謂洋ゲーですが、日本でもアーケード版やファミコン版
メガドライブ版が少ないながらも発売されており、こちらで遊ぶことができました。

『ペーパーボーイ』ファミコン版パッケージ

ちなみにですがファミコン版は1991年
メガドライブ版は1992年に発売されました。
海外では大ヒット作ですが、日本では当時から出回りの
少ないマイナーゲームであったため、今ではますます稀少品になっています。
ファミコン版なら、現在Amazonで2,899円で取引されております。(※価格変動あり)
ファミコンのソフトとしてはお手頃価格とは言いがたいですが興味のある方は是非。

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『ペーパーボーイ』の内容

超ザックリ説明すると、新聞配達のアルバイトをするゲームです。
少年を操作して”スリリングに”新聞を配りましょう!
自転車に乗った少年を操作して、ボタンで新聞を左に投げる。
契約者の家の玄関先に届くか、ポストにうまく入ると成功。
(これはアメリカでの新聞配達の現状を反映した内容に沿っている)
新聞を届けられなかったり、契約者の家の窓ガラス等を
壊してしまうと次の日から契約が打ち切られてしまう。
ただし、契約していない家の窓ガラス等はいくら破壊しても良く
破壊するに従ってクラッシュボーナスが加算される。

『ペーパーボーイ』の評価は?

ファミリーコンピュータ版ゲーム誌『ファミコン通信』の
「クロスレビュー」では合計23点(満40点)
『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による
「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており
16.82点(満30点)となっている。
項目
キャラクター:2.87
音楽:2.65
操作性:2.81
熱中度:2.66
お買得度:2.56
オリジナリティ:3.27
総合:16.82
一週間分の新聞を無事に配り終えればゲームクリア。
日曜日の新聞は重く、飛ぶのが遅いなど芸が細かかったです。




スタッフ

<プログラマー>
ジョン・サルウィッツ<アーティスト>
デイヴ・ラルストン

<ハードウェア・デザイナー>
ダグ・スナイダー

<プロジェクト・コーディネーター>
ラッセル・ダウ

<サウンド・デザイナー>
ハル・キャノン、アール・ヴィッカーズ

ファミコン版と同じ時期に発売された他のゲームタイトル

・スーパーファミコン『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(1991年11月、任天堂)
・スーパーファミコン『ファイナルファンタジーIV』(1991年7月、スクウェア)
・スーパーファミコン『レミングス』(1991年、シグノシス)等

『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』

『ファイナルファンタジーIV』

『レミングス』

その他

・クラッシュボーナスが65,536点に達すると、0点に戻ってしまう。
・トレーニングステージで右へ右へと進んで、最高速で右端に
突っ込むようにゴールすると、数億点が入るバグが起きる。
・このゲームの主人公がディズニー映画
『シュガー・ラッシュ』(2012年)にカメオ出演している。
・このゲームの主人公がソニー映画『ピクセル』(2015年)
に敵キャラの一人としてカメオ出演している。

本作の面白ポイント

新聞を投げ入れろ!

配達は自転車に乗ったまま行うのが本作ですが少年は
一度たりとも自転車から降りず、ブレーキすら使えません。
そして、新聞紙の破壊力は窓でも、ゴミ箱でも、墓石ですら
問答無用で破壊できるほど。思っている以上に豪快な新聞配達でした。

契約していない家には全力投球!窓ガラスを割りまくれ!

契約していない家の窓ガラスはなんと、割れば割るだけ
得点が加算されます。単純ですが突拍子もないアイディアに驚きました(笑)。
ただし契約している家の窓を割ると、即契約破棄されます!注意。

個性あふれる障害物

スリリングな新聞配達には障害物はつきものです。
本作では、ラジコン、バイク、スケボー少年、タイヤ、わんちゃん
車、竜巻、死神、包丁を持った人など、愉快な障害物たちが
何の罪も無い少年に容赦なく襲い掛かってきます。
とにかく新聞を投げて近づかせず、全力で自転車を漕ぎましょう!

『ペーパーボーイ』メガドライブ版パッケージ

因みにメガドライブ版は、現在Amazonで14,800円で
取引されております。(※価格変動あり)
斜め上視点の画面で自転車に乗り、新聞を投げ入れるゲームですが
上記の通り普通あり得ない理不尽な妨害を受けます。
チープなバカゲーと言ったところでしょうか。「新聞配達」
にこれだけ詰め込むアイデアと独創的なゲーム性がポイントの
センスあふれる名作(迷作?)です。
一見の価値は有るかもしれないですね。




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