懐かしのゲーム紹介『キングオブキングス』ファミコン
キングオブキングス
発売日 | 1988年12月9日 金曜日 |
価格(販売当時) | 5,900円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 2M+64KRAM |
メーカー | ナムコ |
「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」
第48弾のファンタジーウォーシミュレーション。
拠点を制圧して資金を調達しユニットを 雇って敵軍との戦闘を繰り返しながら
最終的に総大将であるキングを打ち倒す。
プレイヤーである「キング」と 魔王「ルシファーとの戦い」を描いた
全4ステージから成る、1人用の 「ストーリーモード」 お好みの設定で
最大4人まで参戦可能な 「マルチプレイモード」が存在します。
当時、ファミコンソフトに拡張機能を 搭載するメーカーは
幾つか存在していましたが ナムコもその1つ。
本作キングオブキングスは、拡張音源を 用いた透明感のあるBGMが印象的でした。
相手のキングを倒す!シンプルな目標
勝敗の条件は至ってシンプルで 相手のキング(またはルシファー)を 倒せば勝利となり
自軍のキングが 倒されると敗北となります。
プレイヤーユニット
プレイヤーの分身であるキング。 お城に待機していると 兵を雇うことが可能。
キングは強力なユニットでもあり 前線に出て戦うことも出来ますが 倒されると敗北となります。
お城から離れてしまうと、離れている間は兵を雇えません。
敵軍のキングを倒すために自軍のキングを守るためにも
まずは兵を雇って戦力を増やしていきます
本作での資金の用途は「兵を雇う」 「ユニットの補給」この2つにしか使用しません。
資金が尽きてしまうと兵を雇えず、一方的に敵軍に押し込まれます。
勝負に勝つ為には、まず街や城を増やし 資金収入を上げることが、先決と なってくるでしょう。
■街の占領
街を占領できるのはキングと ファイターのみです。
ユニットは移動すると食料が減り 食料が尽きてしまうと移動不可能となります。
簡単にいえば燃料みたいなもので 自軍の占領下の街で
待機することで 次ターン開始時に補給されます。
■部隊の回復
街で待機していると ターン開始時に部隊の補充や 補給が可能です。
この際にも資金を消費します。 食料はそのユニットの最大量まで回復しますが
人数は1ターンだけで最大回復するとは 限りません。
部隊の被害が大きいほど、回復に要する 時間がかかってしまいます。
ユニット
ユニットは大別して3種類あり 人間、妖精、ドラゴンとなります。
人間
人間の最大の特徴は 「ファイター以外」のクラスは
レベルが上がると クラスチェンジ可能という点です。
最弱のユニットが敵の総大将に 有効というのは面白い仕様ですね。
逆に言えば、自軍のキングが敵軍の ファイターと戦う際には要注意です。
妖精
また、ハーピーは飛行ユニットのため 地傾効果を得ることは出来ません。
ドラゴン
特殊
ルシファー
ストーリーモードの 敵軍の総大将となるルシファーは
プレイヤー側で言うとキングと 同等の存在であるため ファイターの攻撃は有効。
マルチプレイモード
ストーリーを追う形の 「ルシファーとの戦い」は 本作キングオブキングスを
初めてプレイされる方にはオススメです。 しかし、慣れた方にとっては
マルチプレイモードが本作のメインと 言って良いほどの内容です。
「マルチプレイモード」には 8つのシナリオが用意されており
プレイヤーは最大4人まで参戦可能となります。 参加しない分はコンピュータが
受け持ちます。 同盟を結び、プレイヤー連合軍 vs コンピュータ連合軍
またはプレイヤーがコンピュータをそれぞれ味方につけて激突、なんて遊び方も可能。
■まとめ
今でこそ当たり前ですが シミュレーションゲームと中世ファンタジーの
世界観を融合させた 作品と云うのは当時は非常に珍しいものでした。
シミュレーションとしての要素も しっかり押さえておりZOCや地形効果
各ユニットの特性、それらをさりげなく わかりやすくシンプルにまとめ上げています。
また、マルチプレイモードはプレイヤーを 飽きさせない作りになっており
知り合いと 熱い戦いを繰り広げたり、自分なりの プレイスタイルを追求して、
やり込んだ方も 多かったのではないでしょうか。
■裏ワザ
【シナリオ合体】
マップを利用するシナリオと、ユニットの 配置を利用する
シナリオをそれぞれセーブする。 ゲームを始めてセーブする画面にし
それをセーブしてある場所にセーブする。プレイヤー名を変えずに
「おわり」を選んでリセットする。マップでユニットの配置のシナリオができる。
これを利用してマルチプレイのシナリオにルシファーを出せる。
資金を使ってユニットを雇い戦力を増強しましょう。
最大32ユニットまで雇用可能。