懐かしのゲーム紹介『ゴルフJAPANコース』ディスクシステム
ゴルフJAPANコース
ディスクファクスを使って全国ランキングトーナメントが開催された。
発売日 | 1987年2月1日 日曜日 |
価格(販売当時) | 3,500円 |
メディアタイプ | ディスクシステム |
データ容量 | |
メーカー | 任天堂 |
ディスクシステムで、初のディスクファクス対応青色ディスクとして発売された。
タイトルにマリオの名前こそ付いていないが
プレイヤーキャラはマリオであると説明書にも記載されており
ソフトパッケージにもマリオが描かれている。
1人用は、ストロークプレイで強さは7段階のコンピュータと対戦形式。
2人用は、マリオ(1P)とルイージ(2P)のマッチプレイ形式。
全18コースでアウト9、イン9のパー72構成。
コントローラー操作
十字キー左右 : 方向変更
Aボタン : スイング開始・パワー決定・インパクト決定
B+上下 : クラブ変更
B+左右 : スピードスピード変更
SELECT :スイング練習
START : グリーン・成績確認
ゲームシステム
画面は左右に分かれており、右半分はコースの俯瞰図
左半分はスイング地点後方からの3Dビューとなっている。
ゴルフゲームとしての基本操作は、同社より1984年に発売された『ゴルフ』をほぼ踏襲している。
ゴルフゲームとしては完成されたシステムだったので
下手に弄らなかったことは任天堂の英断だと言える。
操作方法で『ゴルフ』と比べて変わった部分は2つ。
1つめはスイングの「スピード」選択が可能になり速くすることに
より飛距離が伸ばせるようになったこと。
しかしカーソル移動も早くなるため正確なショットが打ち辛くなる。
2つ目はインパクトの中心幅がクラブによらず一定となったこと。
これによりドライバー以外のクラブでもボールコントロールが難しくなっている。
なお、本作JAPANコース・続編のUSコース共に国名で登場しているが
特定の有名コースではなく、全てオリジナルのコースと思われる。
青いディスクカード
ディスクシステムは黄色のディスクが一般的だが
後期には青色のシャッター付きのディスクを必要とするソフトも発売された。
青いディスクカードは、198本販売されたFDS専用ソフトの中でも『ゴルフJAPANコース』『ゴルフUSコース』『中山美穂のときめきハイスクール』『ファミコングランプリ F1レース』『ファミコングランプリレースⅡ 3Dホットラリー』『リサの妖精伝説』の6本だけであった。
青ディスクには書き換えソフトの制限は無いが、逆に黄色ディスクを
青ディスク用の前記6タイトルに書き替えることはできないので
実質黄色ディスクの上位互換と言う位置付けであった。
全国トーナメント
青色のシャッター付きディスクカード(FSCカード)のみで参加可能な大規模な全国トーナメント。
日本全国約400箇所の販売店舗に設置された「ディスクファクス」を
利用してデータの送信はファックスのシステムを応用して行われた。
ユーザーはスコアをディスクカードにセーブし、任天堂のホストコンピュータに
データを送信し手作業でまとめて受信していた。
入賞者の特典
記念盾
上位100名の入賞者のみがもらえた。
オリジナルコースが収録されたゴールドディスク
上位100名の入賞者と101位以下の参加者にも抽選で5000名がもらえた。
コースの難易度は通常より高く設定されていて、タイトル画面には
大きく「入賞」と書かれていた。
ゲームレビュー
このゴルフJAPANコースの何が画期的かと言うとファックスの
通信機能を利用した全国ランキングシステムでした。
それはまだインターネットのないこの時代ならではののんびりしたものでした。
ゲームシステムはファミコン版のゴルフとほぼ同じですが
キャラクターがマリオになりBGMが付いたことでポップな印象になりました。
難易度は任天堂のスポーツゲームらしく、操作に慣れて練習すれば
誰でもそれなりに楽しめるレベルでした。
それにしても子供向けのメディアでゴルフの全国大会とは、まあこれも時代なんでしょうね。