懐かしのゲーム紹介『スターソルジャー』ファミコン

スターソルジャー

『スターソルジャー』は1986年6月13日にハドソンよりファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたシューティングゲーム。

ハドソンが『スターフォース』(1985)を基に、さらなる進化を遂げた作品として制作したタイトル。

『スターフォース』はテクモのACタイトルの移植であったが、本作はハドソンの完全オリジナルである。

『スターフォース』のファミコン移植を担当したハドソンが

その大ヒットを受けて制作したオリジナルSTG そのため『スターフォース』と

同じく1つのショットで 空中・地上両方の敵を破壊できる、ひたすら撃ちまくる

タイプの縦スクロールSTGとなっている。 全16ステージ。各ステージの最後にはボスキャラが登場する。

ステージ13以降はバリア装備時に限り敵が誘導弾を撃ってくる様になる。

16ステージをクリアすると、その後裏面に行けるようになる。

裏面はバリアの有無にかかわらず、最初から誘導弾が飛んでくる高難易度。

激ムズの難易度

これでもかと言うほどの数の敵を次々と撃ち落としてゆく本作。

敵の種類も40種類以上と多く、それぞれ癖があり多彩な攻撃を

掻い潜りながら進めるのはかなりの集中力とテクニックを要する。

さらに連射の速度がものを言うシステムなので常に小刻みに

連打をし続けながらのプレイは疲れるため集中力を持続するのも大変である。

ステージが進むにつれ、敵の攻撃は何倍にも増して激しくなってくるため全面クリアするのは容易ではない。

しかし決して理不尽なレベルという訳ではなく、敵の出現パターンや行動タイプを頭に叩き込み

何度も挑戦し、経験を重ねる事により攻略法を見出していけば先へ進める様になるバランスは評価されている。

ジョイパッドなどの自動連射コントローラーがあれば難易度をかなり下げることができる。

巨大ボス

本作は全16ステージで構成されており、各ステージの最後にはボスが待ち受ける。

中でも4の倍数のステージのボス「ビッグスターブレイン」は画面の8割を占める巨大ボスであり話題になった。

平成に入るとこの様な巨大ボスは珍しくなくなるが、昭和でこのサイズのキャラは

ほとんど類を見ず、そのインパクトは絶大なものであった。

隠しキャラ

『スターフォース』でもたくさんの隠しキャラが登場したが、本作ではそれをさらに上回る数が用意されている。

隠しキャラはそれぞれ特殊な条件を満たす事で出現させることができ

出現させると高得点ボーナスが入るため、ハイスコアを目指すにあたり隠しキャラの攻略は必須テクニックとなっている。

本作の影響から、多くのプレイヤーが得点を意識するようになり

ファミコンゲーム業界はスコアアタック時代に突入することになった。

GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦

大ブームであったファミコン人気を背景に、夏のキャラバンと

事実上タイアップの内容で1986年7月20日に劇場公開された映画である。

高橋名人と毛利名人が本作『スターソルジャー』にて得点を競い勝負する内容。

同時上映はアニメ映画『RUNNING BOY スター・ソルジャーの秘密』。

16連射・命中率80％の高橋名人と14連射・命中率90％の互角と言われた2人のファミコン名人の激闘が描かれる。

◇裏ワザ

【いきなりレーザー】

タイトル画面が出ているうちに、セレクトボタンを10回 コントローラ1

の左上とA、Bボタンとコントローラ2 の右下を押したままスタートボタンを押し

もう一度スタートボタンを押すと最初からレーザーが使える。

レーザーは、セレクトボタンでビームと切り換えられる。

【裏ステージ】

タイトル画面で、セレクトボタンを4回押し 次にコントローラ1

のセレクト、A、B、右と コントローラ2 の左を全部押したまま

コントローラ2 のマイクに向かって叫びながらスタートさせると裏ステージが始まる。

【連射パネル】

ステージ3の2つ目の大陸に、地上キャラがハの字形に

ならんでいる場所がある。そこの一番右上のトルード のすぐ上を撃ち

そのときコントローラ2 のマイクに 向かって叫べば、連射パネルが登場して連射できる。