懐かしのゲーム紹介『ディーヴァ ナーサティアの玉座』ファミコン

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ディーヴァ ナーサティアの玉座

発売日 1986年12月5日 金曜日
価格(販売当時) 5,500円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 1M+64KRAM
メーカー 東芝EMI

マウトレーア歴3721年。一筋の閃光とともに 一つの惑星が銀河から姿を消した。

すべては惑星アルジェナの消失から始まった…… ヴィシュヌ銀河には、かつての繁栄の姿は 微塵もなかった。

そこにあるものは絶望と悲しみ、薄暗い復讐の炎……この荒廃の影に潜む、破壊者の姿……シヴァ・ルドラ

元帝国宇宙軍総司令。 マータリ・シュバン……帝国艦隊を襲う宇宙海賊 “紫苑の海賊”のキャプテン。

銀河三帝国の 末裔とも噂され、その姿は海賊のイメージとは かけ離れたものであり、しかも若かった。

彼は3歳の時に、夢の中で皇帝になると 予言され、その約束の地である惑星アシュビンを 探し求めていた。

時は流れ……惑星マトゥラーを壊滅状態に 陥れたマータリ・シュバン艦隊は、戦火の傷を 癒していた……

その目前に小艦隊が近づいてくる。 艦長の名はア・ミターバ……マータリ・シュバンは、待っていたかのようにア・ミターバを惑星マトゥラーへと導いて行った……。

……マータリ・シュバンは、永く探し求めて いたナーサティア双惑星を捉えていた……。

ヴィシュヌ銀河を舞台に、7人の主人公が それぞれの思いを持ってシヴァ・ルドラの 打倒を目指す「ディーヴァ」。

ストーリー6となるファミコン版の主人公は 紫苑の海賊「マータリ・シュバン」です。

しかし、ファミコン版のマニュアルに 掲載されているストーリーは、断片的かつ 言葉足らずで意味がわかりませんね。

パソコン版のマニュアルには、全機種の ストーリーが2ページほどの小説となって 掲載されており

そちらから少し補足しておくと、ア・ミターバ(FM-77AV版の主人公)は、シヴァ・ルドラにさらわれた妻を

マータリがさらったものだと勘違いして彼を追っていた。マータリはその誤解を解いて、ア・ミターバをシヴァ・ルドラがいる惑星マトゥラーに導く。

そしてその数ヶ月後、探し求めていた惑星アシュビン(またの名をナーサティア双惑星)を視界に捉えたになります。

ゲームレベル(難易度)の設定 最終目的であるナーサティア双惑星は、レベル4でのみ出現。

つまり、完全クリアを目指すのであれば、最高難易度を選ぶ必要があります。

また、ゲストプレイヤーとして呼び出す為のウォーデータも、レベル4を選択しないと表示されません。




戦略シーン プレイヤーの本星上空に待機している状態からスタート。

画面左のメインスクリーンには、プレイヤーの艦隊とその周辺の様子、そして惑星や敵艦隊に反応するレーダーを表示。

右上は星系図。赤やオレンジの四角は惑星をあらわしています。右下は占領惑星における合計の生産レベルで

左から工業、文化、資源、化学です。(スタート時の各レベルは4) ゲームの目的は、マップ(星系図)に表示されている

敵の惑星を占領しながら戦力を拡大し、マップには表示されていない、ヴリトラ製造惑星とナーサティア双惑星を探し出して攻略することです。

生産モード 本星に接触するとこのモードに移行。

艦を製造して艦隊を増強することができます。 ゲームスタート時は、ビーム艦とミサイル艦 のみですが

惑星を占領していくことで 生産レベルの最大値が上がり、巡洋艦や戦艦の 製造が可能になります。

画面右下が艦の配備状況で、スタート時は 巡洋艦が一隻のみ。ビーム艦とミサイル艦を 製造して艦隊を増強しておきましょう。

艦を製造すると、その艦に必要な製造値の分 だけ生産レベルが低下しますが、時間の経過で 回復。

敵艦隊を全滅させれば一気に 元のレベルまで回復します。 艦の製造といっても、パソコン版と違って

完成している艦を受け取るだけですから、特に難しくはありません。

あと、このモードを終了する時にセーブ用のパスワードやウォーデータが表示されます。

星間移動

星系図とスクリーン左下のレーダーを参考に艦隊を操作。

十字ボタンの上下で加速と減速、左右で進行方向を変えることができます。

ちなみにプレイヤー艦隊の上にいるのは敵の艦隊です。 小学生時代に「バンゲリングベイ」で

苦戦したことが体に染みついているのか、この操作方法には苦手意識がある…w

 

惑星戦の準備

敵惑星に接触するとこちらの惑星戦準備画面になります。

惑星の地表図が表示されるので、補給船の降下や援護ミサイルを発射させるタイミング(位置)を決定。

エネミーは敵防衛軍の戦力、グラビティーはその惑星の重力をバーであらわしています。

準備画面になる前にその惑星の生産レベルと惑星防衛軍の戦力を知ることができます。

まだ攻略するにはきびしいと思ったらキャンセルして他の惑星に向かいましょう。

 

惑星戦

強制スクロールのアクションで、プレイヤーはドライビング・アーマーを操作。

武器のOMブラスター(機関砲)で敵や敵弾を破壊することができます。

画面上のシールドがドライビング・アーマーの耐久力。プレイヤー艦隊の戦力が大きいほど、シールドの数値も多くなります。

ちなみにジャンプ力はその惑星の重力に左右されます。 当時から惑星戦をプレイするたびに思っていたことですが

OMブラスターの弾が「所さんのまもるもせめるも」の水鉄砲の弾に見えてしまう…w

準備の時に指定した場所まで進むと補給船が降下し、接触するとシールドが回復。援護ミサイルも同様で

指定した場所で発射され、画面内の敵を破壊してくれます。 パソコン版はエネルギーパックだと思ったけど

ファミコン版は補給船という設定になっているなぁ…。 惑星戦の最後に登場するデカキャラ(中枢部)を破壊するとクリア。

その惑星を占領したことになります。 占領すると星系図の惑星の色が青に変わり、その惑星の生産レベルが加算されます。

 

艦隊戦

敵艦隊に接触した場合はシミュレーションの艦隊戦に移行。プレイヤーは艦を動かして配置場所を決めます。

それが終わると撃ち合いが始まります。 艦の耐久力は、戦艦、巡洋艦、ビーム艦&ミサイル艦の順。

戦艦はビームとミサイルを3発ずつ、巡洋艦は1発ずつ、ビーム艦とミサイル艦はそれぞれ1発だけ発射します。

ビームの命中率は一定で、距離が離れるとダメージが減少。ミサイルはその逆です。 3ターン経過すると続行するか撤退するかを選択できます。

 

敵艦隊から情報を入手!

艦隊戦に勝利するとさまざまな情報を得られます。(得られないこともある)

ちなみに惑星戦や艦隊戦で全滅した場合は、自動的に本星に戻されて巡洋艦一隻の状態になり

プレイヤー側の惑星の半分が敵の手に渡ります。(一人用プレイの場合)

このように敵惑星を占領して生産レベルを上げ、艦隊の戦力を増強。そして、敵艦隊から得られる情報をもとに謎を解き

最終目的であるナーサティア双惑星を見つけ出して攻略するというゲームです。

 

惑星が敵艦隊の攻撃を受けている!

星系図の惑星が点滅し始めたらその惑星に急行。敵艦隊を倒さないと占領した惑星を奪い返されてしまいます。

 

ヴリトラ製造惑星

星系図には表示されない建造中の惑星。 一定時間経過すると完成。

その前に 探し出して破壊(惑星戦で攻略)しないと ゲームオーバーになります。

但し、 破壊してもまた建造される為、定期的に 破壊する必要があります。 (レーダーの反応を見ながら探す)

何ヵ所か位置が決まっていてその どこかに建造されるだったような…。

 

FM-77AV版の主人公ア・ミターバ参戦!

他機種のウォーデータを入力することで その艦隊を呼び出すことができます。

(MSX・FANに掲載されていたものを 入力しました) 二人同時プレイでは戦略シーンの画面を分割表示。

惑星戦は二機同時に出撃します。

 

エネルギー資源「ガンマ3」を入手!

当時、雑誌か何かで入手方法を 知ってようやくクリアした記憶が…。

マトゥラーでガンマ3が手に入るという ヒントはありますが、その具体的な方法は

パソコン版の艦隊戦でしか得られない為 ファミコン版をプレイしているだけでは

どうやって入手するのかわからなかったと 思います。 (記憶が曖昧なので違っていたらごめんなさい)

ゲーム終盤になると艦隊戦もこの数になります。 改良ヴリトラとその陰に隠れた ナーサティア双惑星。

シミュレーションとアクションを メインにアドベンチャーの謎解きや リアルタイム要素まで

すべてのジャンルを 兼ね備えたT&Eソフトのアクティブ シミュレーションウォー。

ひと足先に 東芝EMIから発売されたファミコン版は その他の機種(パソコン版)とは内容が 大きく異なります。

星系マップの戦略シーンは、ただの 移動モードになっており、アクションの 惑星戦がメイン。

その惑星戦は 強制スクロールに変更。惑星占領の条件も 異なりますし、オプション兵器が 存在しません。

艦隊戦だけが同じで 他は簡略化されていました。 惑星戦は一般のアクションゲームと 比べて単調。

艦隊戦もよほどの 戦力差がなければ、コストの高い艦が やられないように艦を一列に並べて

敵艦を各個撃破するだけで勝てると いう単純なもの。そして理不尽な謎解き…。

どれも中途半端だったという印象ですが シミュレーションというジャンルは 当時のファミコンでは先駆け。

さらに複数のジャンルを融合した 全く新しいゲームで新鮮に感じられました。 各ストーリーを全7機種で発売。

異なる機種間でデータのやり取りができる。 二人同時プレイ可能など、さまざなジャンルと アイデアを詰め込んだこのゲーム。

客観的に見ればパソコン版も含めて 良作だったとは言えませんが、雑誌の 紹介記事を読んでいた時のワクワク感は 今も忘れられないです。

■裏ワザ

【惑星10個占領】

ゲームをスタートさせ、パスワード入力画面になったら、全部「し」を入れて、わざとエラーを出す。

あらためてゲームをスタートさせると、なんと惑星を10個も占領している。

これはどのレベルでもできるが、残りの4つの惑星はなかなか手強い。

【惑星簡単救助法】

ゲーム中に、自分が占領した惑星が点滅し始めたら、すぐに母星に戻ってパスワードをメモし、即座にリセットボタンを押す。

さっきのパスワードを入力すると点滅していたはずの惑星が元に戻って青くなっている。

【3番惑星占領法】

パスワードを入力するとき「たすけてたすけてたすけて」と入力すると、なんと惑星9個を占領している。

これは「ししし……」と入力したときより惑星が1個少ないが、最も占領しづらい3番惑星を占領している。

【惑星全部を占領】

「あいえおかきくけこさしす」とパスワードを入力し、わざとエラーを出す。

最初からゲームを始める。なんとすべての惑星を占領している。

これをすると、ガンマ3も新型OM砲も手に入れてないため、ゲームを終えることはできなくなる。




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