懐かしのゲーム紹介『魔界村~MAKAIMURA~』ファミコン
魔界村
発売日 | 1986年6月13日 金曜日 |
価格(販売当時) | 5,500円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 1M |
メーカー | カプコン |
本日の懐かしのレトロゲームはこちら『魔界村』 カプコンが
誇る激ムズ人気アクションゲームを アーケードからの移植した作品。
カプコンのファミコン第3弾のカセットです。 説明書のストーリーですが SONSONの時同様に
説明書内がほとんどマンガで描かれているので、今日はパッケージの裏に 記載があったストーリーをご紹介。
SONSONの時もそうすればよかった・・・
ストーリーはというと、 ようこそいらっしゃい・・・・・ とある平和な国の姫が
魔界からの 使者にさらわれた。 姫を愛するナイトは姫を助けるために 魔界に向かった・・・。
しかし、姫を助けるためには、魔将軍が待ち受ける6つの門を くぐり抜け、大魔王を
倒さなければならない。もちろん6つの門の間にも いろんな魔物がナイトに向かってくる。
さあ君は、上手く姫を助け出し 魔界を抜け出す事ができるか!?
劣化が酷かったファミコンへの移植
移植の質の悪いマイクロニクスによってファミコンへの移植がなされた。
魔界村がお茶の間でプレイできる事を楽しみにしていたゲーマーと子供達の期待を予想通り裏切る酷い劣化版となった。
キャラクターの動きがガクガクでBGMの再現性も低い。
ファミコン版独自の追加要素も相まって、ゲームバランスが大きく変化してしまい
もともと難しかったアーケード版に比べて更に難易度が上昇してしまい稀代の激ムズゲームと化してしまった。
しかしながら販売本数は164万本と大ヒットとなっており、これはファミコンソフト全1252本の中でも11位の歴代記録である。
このゲーム、持っていました。 オープニングで墓場にお姫さまを
連れ込み半裸のアーサーは いったい何をしようとしていたんでしょう(笑
で、アーケードで人気と言うのは なんとな~く分かっていたのですが
こんなに難しいとは露知らず・・・ しかも、どこで挫折したのかというと・・・ なんと1面!!
そう、奴です!! わたしの他にも奴のせいで 挫折した方もいることでしょう。
このレッドアリーマーのせいで!! レッドアリーマーがにくい!!
特にアーケード版にはなかったアイテムである「偽キング像」は取ると強制的にカエルに変身させられるので致命傷となる。
幼かった筆者はこのゲームの難易度に驚愕し、アーケードゲームをやっているお兄ちゃん達は
このレベルのゲームをプレイしているのかと尊敬しましたが、魔界村に関しては
ファミコン版の方が数段難易度が高いと知ったのはその数年後だった。
操作方法
方向キー | 移動、しゃがむ(↓) |
B | 攻撃 |
A | ジャンプ |
アイテム
弥七(点滅) | 時間を増やす。 |
鎧 | 敵の攻撃を1回防ぐ。 |
槍 | 初期装備。 |
短剣 | 槍よりも連射が利く。 |
たいまつ | 地面に触れると燃え上がる。炎が消えるまで連射できない。 |
斧 | 敵を貫通する。連射が利かない。 |
十字架 | 射程距離が短いが、敵弾を消すことが出来る。 |
ゲームシステム
鎧を着た主人公の騎士アーサーは拐われたプリンセスを救う為、魔物が蠢く不気味なステージを武器を投げて敵を倒しながら進んでいく。
敵に接触するか、敵の攻撃を受けると鎧が剥げパンツ一丁の姿となり、その姿でまたミスをすると骨と化し1機失う。
武器は5種類ありゲームを進めていくとアイテムとして武器が出現し、取るとその武器に変更される。
武器によって特色や癖があるので、苦手な武器が出現したらスルーするのも基本テクニックである。
槍(ランス)→アーサーの初期装備であり、前方にまっすぐと飛ぶスタンダードな武器。
短剣→槍と同じく前方に飛んでいく武器であり、槍を上回る弾速を持ち連射が可能である為ファミコン版では1番人気。
たいまつ→緩やかな放物線を描いて飛び、着弾すると爆発し炎をあげる。
斧→放物線を描いて飛び、敵を貫通する。
十字架→槍や短剣と同じくまっすぐ飛んでいくが射程が非常に短い。
しかし敵の吐く弾を相殺できる唯一の武器であり、これを持っていないと大魔王と戦うことはできない。
余談だが拐われるプリンセスの名前はプリンプリン。
オープニングシーンではアーサーとプリンプリンがデートをしているところに
突如レッドアリーマーが現れプリンプリンが連れ去られるところからゲームはスタートとなる。
真の最強ボス?レッドアリーマー
全体的に高難易度極まりない本タイトルだが、その中でも特筆すべき脅威だったのが
雑魚キャラの分際でボスより強いレッドアリーマーという凶悪な敵だ。
素早く空を飛び回り、こちらの攻撃は避けるわフェイント攻撃を仕掛けてくるわでとても勝てる気がせず絶望を味わわされた。
筆者は1面の中盤で早々にこいつが出てくる為1面クリアに何日も掛かった(笑)。
先生!コイツです!コイツに1000回以上殺されました!(怒)
2面も1面以上に激ムズ。
相当手こずりながらも何とか突破できたが、3面でレッドアリーマーが
3〜4匹連続で出現する場面があり、自分はここが突破できずゲームを断念した。
全7ステージの中盤まですら辿り続けずの挫折となった苦い思い出のタイトルです。
レッドアリーマーの脅威は伝説となり、ゲーマーの間で語り継がれた。
その知名度にあやかりCAPCOMは1990年にこのレッドアリーマーを主人公とした
『レッドアリーマー 魔界村外伝』をゲームボーイ用ソフトとして発売。
本家タイトルのボスでもない1敵キャラが主人公となる、稀有な派生作品の誕生となり、話題となった。
雰囲気やBGMは良いが難易度が凶悪過ぎ
そんな劣化版と言われたファミコン版魔界村だが、アーケード版をプレイしたことのない子供だった
自分はそれでも憧れの魔界村が我が家で遊べるのが嬉しくて夢中になってプレイしました。
とても難しかった為、1面クリアするのも何日もかかかった記憶がある。
そんな激ムズなゲームだったが雰囲気とBGMが好きで飽きずに何度もチャレンジした。
それでも3面が最高記録でありクリアできなかったタイトルでもある。
この先更に難易度が上がるかと思うと、とてもじゃないけど筆者レベルのへっぽこゲーマーにはクリアは無理だと諦めた。
しかもこのゲーム1周目では終わらなく、また1から2周目をクリアして初めてエンディングなんだよね!
ファミコン版魔界村を完全クリアした人は筆者の友達では居なかった。
筐体では小学生ながらワンコインで2週全面クリアできた友達はいたが、その彼でさえファミコン版は
1週クリアもできなく「なんだよコレ!無理ゲー!」と切れていた(笑)。
しかしその難しさにも拘わらず164万本を売り上げた本作。
難しくてクリアを挫折した苦い思い出のゲームでもあるが、
長い間ハマって遊べたのでなんだかんだ言って魅力があるタイトルである事も間違いない。
◆裏ワザ
『コンティニュー』
ゲームオーバー後、タイトル画面に戻ったら1コントローラーの
右を押しながら Bボタン(Aボタンでも可)を3回押してスタートボタンを押します。
『ステージセレクト』
タイトル画面で1コントローラーの右を押しながらBボタンを3回押します。
次に、1コントローラー上を押したあとに Bボタンを3回、左を押したあとに Bボタンを3回
下を押したあとに Bボタンを3回押して、スタートボタンを押すと 残機数表示後に
ステージセレクトのできる画面が現れます。 ABボタンでステージを選んでスタートしましょう。
なんと、これでステージ7を2回連続でクリアすると簡単に エンディングが見られます。