懐かしのゲーム紹介『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』ファミコン

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 闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光

発売日 1987年6月12日 金曜日
価格(販売当時) 5,300円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 2M+64KRAM
メーカー DECO〔データイースト)

『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』は1987年6月12日にデータイーストよりファミリーコンピュータ専用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。

のちにシリーズ化され、1994年にかけてFC・SFCにて続編が『4』まで制作され、GBでは『外伝』が発売された。

 

『闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光』とは

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1987年1月に発売された『ドラクエ2』の影響により、この頃ファミコン市場では空前のRPGブームが巻き起こっていた。

各メーカーが挙って“ドラクエ風”なソフトを開発する中、 データイーストも御多分に洩れずブームに便乗し、発売したのが本作『ヘラクレスの栄光』である。

ギリシア神話をモチーフとした人気RPGシリーズの第一作目。

発売当時、ドラクエの対抗馬の最先鋒と目され過剰な期待が 掛かった感があるが、十分それに応えシリーズの一作目を飾った

(シリーズは三作目以降はスーパーファミコン、ゲームボーイなどに移行) 鍛冶屋システムと原寸大の街マップがユニーク。

魔王ハデスに連れ去られた女神ヴィーナスを 勇者ヘラクレスが救出するまでの物語。

プレイヤーはヘラクレスとなって世界の各地を探索し 天界の神々の協力を得て冥界を目指す。

プレイヤーはモンスターとの戦闘で経験値と ゴールド(ギルバート)を得、街の武具屋での購入や

宝箱等からより強力な武具を手に入れて成長していく。

戦闘は一対一のターン制。プレイヤー側は 魔法を使用できないが、戦闘中に使用することで

特殊効果を発動するマジックアイテムが多数存在する。

「ヘラクレスの12功業」になぞらえた中ボスは 倒さなければ先に進めないが、逃げることで装備を 整え仕切りなおすことも可能。

中ボスとは戦闘中に 会話することができる。(会話はプレイヤー側のターンを消費する)

本タイトルで特徴的なのは街を原寸大で扱った 全体マップと、鍛冶屋システムを含めた武具の扱い。

ゲームは街中からスタートするが、街の外壁から 外に出ても画面が切り替わることなく

シームレスに フィールド上の扱いとなり街の広大さが強調される効果がある。

全ての武具には耐久力のパラメータが設定されている。 戦闘によりそれが消耗していき、ゼロになると破損し ロストする。

前に鍛冶屋ヘパイトスの店に赴き 修復を依頼することで耐久力は最大まで回復する。

ヘパイトスは5000Gで雇い入れることができ その場合戦闘終了のたびに耐久力は自動的に最大まで回復する。

(雇い入れた鍛冶屋はアイテムスロットに格納される)

武具は武器、盾、鎧の3種類で、武器は3つまで 盾と鎧は各1つのスロットが

持ち物のスロットとは 別に用意されている。武器は敵に応じて持ち替えて 戦うことができる。

海上の敵には矛、飛行する敵には 弓矢に特効設定がある。

また各武器には 片手持ち・両手持ちの設定があり、両手持ちのものは 攻撃力が高いかわりに装備している盾を使用できなくなる。

アイテムのスロットは武具とは別に9つ用意されているが

イベントのためのユニークアイテムの量が多く 回復アイテム等に割く余裕はほとんどない。

場合によっては鍛冶屋を一時的に売却してでも 空きを捻出する必要があるかもしれない。

ゲーム中の謎解きは『ドラクエII』の理不尽さを さらに押し進めたような難易度。

洞察力と推理力を 総動員してあたれば確かに道は示されているが 低年齢ユーザー層には酷だったか。

モンスターのレベル帯 分布やエンカウント率に調整不足の印象が残る。

カニ歩き

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『ドラクエ1』ではカニ歩きだったキャラは『ドラクエ2』で前後左右の方向を向いて歩く様になった。

『ドラクエ2』以降に発売となった本作の主人公ヘラクレスは

もちろん前後左右を向いて歩くがなぜか村人などのNPCは全てカニ歩き。なぜ主人公だけ…?

しかも村人はカニ歩きであるにも拘らず異常に軽快なフットワークで流れる様に歩き回るため、話を聞くのも一苦労である。

重要アイテム




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