懐かしのゲーム紹介『マリオブラザーズ』ファミコン

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マリオブラザーズ

任天堂の看板キャラクターであるマリオの名が初めてタイトル名に冠された作品。

それ以前も『ドンキーコング』を始めいくつかのゲームに出演していたが

マリオとして主人公に抜擢されたのは本作が初である。

マリオの弟であるルイージは本作がゲーム初出演であり

兄弟の職業がそれまでは大工だったのが配管工になったのも本作からである。

発売日 1983年9月9日 金曜日
価格(販売当時) 4,500円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 192K
メーカー 任天堂

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実はAC版より前の1983年3月14日に同じく任天堂から

「ゲーム&ウオッチ」版が発売されているが、こちらはゲーム内容が全く違っている。

通常は『マリオブラザーズ』といえばAC版とその移植作品のゲームを指す。




任天堂の人気キャラマリオの名前を冠した記念すべき名作。

アーケード版と異なり敵キャラのデザインが貧相です。

最上段が氷床となりツララが落ちてくる設定は採用されていません。

2人同時プレイも画期的でスルメのように遊べます。

結局殺し合いの遊び方になりますがそう言った新しい遊び方を

ユーザーが作り上げた自由度も魅力の一つです。

配管工のマリオとルイージの兄弟が、下水管に住み着いた

カメやカニ、ハエの化け物を退治する。敵を床下からジャンプ

してたたくとひっくり返るので、それを蹴飛ばすとやっつけることができる。

ひっくり返したまま放っておくと自力で起き上がり、怒って移動スピードが速くなる。

一定時間が経過するとファイアーボールが出現するが(2種類)

床についた瞬間にうまく下からたたくと消すことができる。

画面中央のPOW床は下からたたくと、全ての床をたたいたことと同じとなるが

3回までしか使用できない。POW床は3面ごとの

ボーナスステージで復活する。2人同時プレイが非常に盛り上がる。

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ファミリーコンピュータ版

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AC版が稼働されてから2ヶ月も経たずにFC版は移植販売された。

ハードの性能、容量の兼ね合いからAC版と比べると、演出の劣化

仕様の変更はあるものの、FC版でもAC版さながらに楽しめる様に

よく考えられた移植となっておりプレイヤーに愛された名作となっている。

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いくつかの違いとしてはルイージのオーバーオールが白色になっている

つららのギミックなどが排除されている、ファイヤーボールの大きさが小さくなっていることなどが挙げられる。

本作の販売本数は163万本であり、これはファミコンソフト全1252本の売上順位において12位の記録となっている。

ディスクシステム版

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1988年11月30日にはディスクライター書き換え専用ソフト『帰ってきたマリオブラザーズ』としてリメイク発売された。

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当時マリオとタイアップしていた永谷園がスポンサーになっており「マリオカレー」「お茶漬け海苔」などのCMがゲーム中に流れる。

この広告料の関係で通常500円だったディスク書き換え料金が、本作においては400円に引き下げられた。

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ディスクシステムになり容量が増えたため、キャラのグラフィックがAC版に近くなった他

つららの復活、ボーナスステージで床が見えなくなるなどAC版の仕様がそのまま移植されている。

本作はマリオシリーズとしてはディスクシステム最後のソフトとなった。

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2Pプレイが熱い!!

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本作の2Pプレイは協力プレイが基本となるが、自キャラがぶつかり合うと

勢いの弱い方が押し出される他、下から突き上げられると

浮き上がってしまうなどお互いが邪魔になってしまうこともある。

さらにひっくり返った敵キャラを下から突き上げると復活する仕様を利用して

相手キャラが近づいた瞬間に復活させてミスを誘発するテクニックなども存在するため

協力プレイより殺し合いによる対戦プレイの方が数段白熱する仕様となっていた。

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この対戦プレイはプレイヤーが見つけた遊び方と思われがちだが

AC版ポスターには「協力し合うか、それとも…裏切るか…」というフレーズが記されており

任天堂側は予めふたつのプレイスタイルを意図していたことが伺える。

 

敵キャラクター

カメ(カメさん)

駆除対象の敵キャラです。

移動速度は遅く、振動を1度与えると転倒します。

1度目の転倒から自力で復帰すると甲羅の色が赤色に変わり、移動速度が上がります。

2度目の転倒から自力で復帰すると甲羅がピンク色、肌が青色に変わり、移動速度が更に上がります。

最後の1匹に残った時は甲羅がピンク色、肌が青色に変わり、移動速度が速くなります。

進行方向において他の駆除対象キャラ、フリーズ、コインとぶつかると進行方向を逆方向へと変更します。

  • 振動耐久力 : 1回
  • 身体色の変化 : 緑色(甲羅) – 赤色(甲羅) – ピンク色(甲羅)と青色(肌)
  • 移動速度の変化 : 遅い – 少し速い – 速い
  • 得点 : 800点

カニ(カニさん)

駆除対象の敵キャラです。

移動速度はカメ(カメさん)よりも速く、振動を1度与えると怒り顔になり

更にもう1度振動を与えると気絶します。怒り顔の時は平常時よりも

移動速度が僅かにだけ上がります。

1度目の転倒から自力で復帰すると身体全体が緑色に変わり、移動速度が上がります。

2度目の転倒から自力で復帰すると身体全体がピンク色に変わり、移動速度が更に上がります。

最後の1匹に残った時は身体全体がピンク色に変わり、移動速度がとても速くなります。

進行方向において他の駆除対象キャラ、フリーズ、コインとぶつかると

進行方向を逆方向へと変更します。

  • 振動耐久力 : 2回
  • 身体色の変化 : 赤色 – 緑色 – ピンク色
  • 移動速度の変化 : 少し速い – 速い – とても速い
  • 得点 : 800点

ハエ(ファイターフライ)

駆除対象の敵キャラです。

移動速度は遅く、ゆっくりと跳ねながら移動します。床に近い位置にいる時に

しか振動を与える事が出来ません。振動を1度与えると気絶します。

1度目の転倒から自力で復帰すると移動速度が上がります。身体の色に変化はありません。

2度目の転倒から自力で復帰すると更に移動速度が上がります。

2度目も身体の色の変化はありません

最後の1匹に残った時は身体の色にも移動速度にも変化はありません。

進行方向において他の駆除対象キャラ、フリーズ、コインとぶつかると

進行方向を逆方向へと変更します。

  • 振動耐久力 : 1回
  • 身体色の変化 : 無し
  • 移動速度の変化 : カメ(緑)よりも遅い – カニ(赤)よりも遅い – 速い
  • 得点 : 800点

ファイヤーボール(緑/赤)

時間が経つと出現する火の玉です。緑の玉と赤い玉があり、それぞれ特徴が違います。

緑色のファイヤーボールは画面端付近に出現した後、上下に蛇行しながら

逆端へと向かって進み、画面端付近に到達すると消失します。

出現する段はマリオのいる段と同じ段で、マリオが右半分にいる時には左端付近

マリオが左半分にいる時には右端付近に現れます。

緑色のファイヤーボールは床下から叩く事で倒す事が出来ます。

また、パワーでも消す事が出来ます。下から叩いた場合は得点が200点加算されますが

パワーを使って消した場合は得点はありません。

緑色のファイヤーボールはタイミングが合えば図1のように下を潜り抜ける事が可能です。

緑色のファイヤーボールはマリオのいる段の逆端に現れるため、不用意に画面端を使って

逆端に出てしまうと緑色のファイヤーボールの出現と重なって死亡すると言う事があります。

画面端から逆端に出る際には注意が必要です。

1段目の場合は土管(緑色)でファイヤーボールの出現が見え難くなってるので特にです。

  • 出現面 :通常面
  • 出現箇所 : 全段
  • 移動範囲 : 出現段(出現位置から逆端まで)
  • 得点 : 200点

赤色のファイヤーボールは4段目(最上段)に出現した後、画面上端、画面左右端床に
反射しながら全段に亘って移動します。4段目にいる時に消失します。
赤色のファイヤーボールは床下から叩く事で倒す事が出来ます。
また、パワーでも消す事が出来ます。下から叩いた場合は得点が1000点加算されますがパワーを使って消した場合は得点はありません。

  • 出現面 :通常面
  • 出現箇所 : 4段目
  • 移動範囲 : 全段
  • 得点 : 1000点

フリーズ

9面以降の通常面に4段目の土管から出現し、下段へと移動後、床を凍らせます。

凍らせるのは2段目右側、2段目左側、3段目中央の3箇所です。

フリーズは床下から叩く事で破壊する事が出来ます。また、パワーでも破壊する事が出来ます。

どちらの場合も得点が500点加算されます。

進行方向において駆除対象キャラ、コインとぶつかると進行方向を逆方向へと変更します。

右上の土管から出現した時は、そのまま進めば、3段目中央、2段目左を通って

2段目右の中央で止まり、2段目右を氷の床に変えます。

左上の土管から出現した時は、そのまま進めば、3段目中央、2段目右を通って

2段目左の中央で止まり、2段目左を氷の床に変えます。

2段目移動中に敵キャラ(駆除対象)やコインとぶつかり進行方向を変えた場合

2段目右の中央に至る事があればそこで止まり2段目右を、2段目左の中央に

至る事があればそこで止まり2段目左を氷の床に変えます。

3段目移動中に敵キャラ(駆除対象)やコインとぶつかり進行方向を変えた場合

3段目中央の中央に至る事があればそこで止まり3段目中央を氷の床に変えます。

既に凍っている床は素通りします。

  • 出現面 : 9面以降の通常面
  • 得点 : 500点

床を叩く位置

マリオ(ルイージ)が下から叩いた時の敵キャラ(駆除対象)の浮き上がる位置、着地する位置は叩いた床と床の上の敵キャラの位置関係によって変わって来ます。

真上に来た時に床を叩く

敵キャラが真上に来た時に床を叩くと敵キャラは真上に上がった後、真下(元の位置)に着地します。

真下から叩くと敵キャラは真上に浮く。

敵キャラの着地地点は元の位置になる。

右上に来た時に床を叩く

敵キャラが右上に来た時に床を叩くと敵キャラは右上に浮き上がった後

叩いた床の位置から右側に着地します。下図では右側に床が無いため敵キャラは浮き上がった後に下段へと落下しています。

図4) 左下から叩くと敵キャラは右上に向かって浮く。

敵キャラの落下地点は叩いた床の位置から右側になる。

左上に来た時に床を叩く

敵キャラが左上に来た時に床を叩くと敵キャラは左上に浮き上がった後、叩いた床の位置から左側に着地します。

図6) 右下から叩くと敵キャラは左上に向かって浮く。

図7) 敵キャラの落下地点は叩いた床の位置から左側になる。

状況に応じて使い分ける

状況に応じて敵キャラの着地位置をコントロール出来るようなれば

ゲームを進める上での有効なテクニックになります。




パワーの使い方

危機回避

パワーはマリオ(ルイージ)が1段目で窮地に陥った際の窮地脱出のための手段としても利用出来ます。

(勿論、パワーでは解決出来ない状況もあります。)姫は瞬時に脱出方法が見つからない場合は

死亡を避けるために迷わずにパワーに頼るようにしています。

高得点得点狙い

パワーは下図のような高得点を得られる状況を作り出すためにも使用出来ます。

下から床を叩いて行っても同じような状況を作り出す事は出来ますが

パワーを使った方がより簡単だと言えます。

1匹目から4匹目までの得点が800-1600-2400-3200と上がって行く。

パワーの回復

パワーは8面以降のボーナスステージ毎に回復します。

残しておいても使い切っても3回分に戻ります。

氷の床

フリーズが凍らせるのは3段目中央の床と2段目左右の床だけで、それ以外のところは凍りません。

凍るのは3段目中央の床と2段目左右の床だけ。

氷の床は止まろうとすると滑りますが、止まらなければ通常の床と同じように走ったり

ジャンプしたり出来ます。氷の床を通る場合は一気に駆け抜けるようにします。

全地帯

1段目

1段目の画面端は無敵地帯になっています。

画面中央での活動が厳しい時はここで待機します。

2段目の床を通る敵キャラをこの安全地帯から転倒(気絶)させ

素早く2段目に上がって駆除すると言う戦法も可能です。

3段目

3段目の画面端は無敵地帯になっています。

上記のように赤いファイヤーボールがマリオをかすめて行く事もありますが死亡はしません。

無敵地帯 3段目画面端。

ファイヤーボール(赤)と僅かに重なっているが死亡しない。

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■裏ワザ

【2人いっしょに上の段に】
2人用でコントローラ1 とコントローラ2 をならべておき

コントローラ1 の十字ボタンの右とコントローラ2 の

十字ボタンの左を押す。マリオとルイージがぶつかった瞬間に

両方のAボタンをタイミングよく押すと2人同時に上へ飛びあがる。

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