懐かしのゲーム紹介『フラッピー FLAPPY』ファミコン

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フラッピー FLAPPY

『フラッピー(FLAPPY)』は1985年6月14日にファミリーコンピュータ用ソフト

としてデービーソフトより発売されたパズルアクションゲーム。

オリジナルは1983年に発売のPC版であり、その後MSX、据置型ゲーム機

ポータブルゲーム機、アプリなど様々なプラットフォームで発売されている。

2001年以降のシリーズはネットファーム・コミュニケーションズから発売されている。

ジャンル アクションパズル

※画像はPC88版

対応機種 X1、PC-8801シリーズ、PC-6001mkII
PC-8001mkII、FM-7、MSX、MZ-1500
メディア カセットテープ
フロッピーディスク
クイックディスク
発売・開発元 デービーソフト
発売日 【X1/PC88】1983年
【PC60/PC80/FM7/MSX/MZ1500】1984年
定価 テープ版:4,500円
QD版:4,800円
FD版:6,800円
8インチFD版:8,800円
配信 【PC88】プロジェクトEGG:2017年1月17日/800円
判定 良作

『フラッピー』はデービーソフトが発売した黄色いヒヨコの様な生物フラッピーを操作するパズルアクションゲームである。

見下ろし型の固定画面にて、ブルーストーンをゴールであるブルーエリアに運べばステージクリアとなる。

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登場キャラクターが皆可愛らしく、BGMも呑気なメロディーで耳に心地よい、全体的にほのぼのとした雰囲気のタイトルである。

しかし、その可愛さとは裏腹にパズル要素はかなり歯応えのある難易度となっており

全200面というボリュームも相まって全面クリアは容易ではない。




ファミコン版

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『ロードランナー』(1983年)、『チャンピオンシップロードランナー』(1983年)に

続くファミコンソフトとしては3本目になるパズルゲームである。

ステージは200面+ボーナスステージ40面。

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通常ステージを5つクリアするとボーナスステージとなり、ボーナスステージが終了すると

パスワードが表示され、次回ゲーム再開時にコンティニューが可能。

ファミコン版を含む初期のフラッピーは残機+時間制限制となっておりスコアが存在していたが

ゲームボーイ版からは残機制が廃止され、Windows版以降はスコアと時間制限も廃止となった。

ゲームシステム

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ブルーストーンをブルーエリアまで運ぶには各ステージとも工夫やテクニックが必要となる。

ブルーストーンの他にも茶色の石ブラウンストーンがあり、ブルーストーンと同様に動かすことができる。

ブラウンストーンはステージ内に複数存在し、ブルーストーンを運ぶための

道具として、ステージの穴を埋めたり、橋を架けたりするのに使う。

また壁などに押しつけると壊すこともできる。

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これらの石は真横からのみ押して動かすことができるが、引っ張ったり上へ持ち上げたりはできない。

ステージ内には敵がおり、フラッピーが接触するとミスとなる。

敵は上から石を落として潰すことで倒すことができる。




全パスワード

パスワードを入力すると「5つのサイド」から面セレクト可能。

サイド:001~005→4NADA
サイド:006~010→MATUI
サイド:011~015→0MORI
サイド:016~020→OK8MA
サイド:021~025→YO4DA
サイド:026~030→MA2N0
サイド:031~035→MORII
サイド:036~040→KA582
サイド:041~045→H8SHI
サイド:046~050→MEGU3
サイド:051~055→EAMRA
サイド:056~060→KITA9
サイド:061~065→SAPP6
サイド:066~070→CHUO9
サイド:071~075→KITA1
サイド:076~080→ZAXES
サイド:081~085→VOLGD
サイド:086~090→08ATA
サイド:091~095→OIKA8
サイド:096~100→MRSRM
サイド:101~105→7GB17
サイド:106~110→NZ100
サイド:111~115→HINAM
サイド:116~120→K0D00
サイド:121~125→ATTAK
サイド:126~130→NO13O
サイド:131~135→PAPAT
サイド:136~140→MAMAA
サイド:141~145→110NN
サイド:146~150→LUCKY
サイド:151~155→B5BAY
サイド:156~160→EBIRA
サイド:161~165→YA3ZW
サイド:166~170→YA379
サイド:171~175→WOMAN
サイド:176~180→00ZAR
サイド:181~185→B0KUD
サイド:186~190→X3Y48
サイド:191~195→LAST1
サイド:196~200→O4MA5




ファミコン版では発売当時、50面・100面・150面・200面クリア時のパスワードを送ると“認定証”を発行するキャンペーンを行っていた。

それぞれユニコーン・エビーラ・フラッピー・ブルースターのイラストが描かれた認定証であるが

200面クリアの証であるブルースター認定証を持っている人は誇っても良いステータスだ。

このパスワードに関しては、ちょっとしたエピソードがあった。

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ファミコンマガジン1986年1月号の超ウルトラ技(ウルテク)コーナーにて

「51面でとある行動を取ると全パスワードが表示される!」というものが掲載されたのだ。

しかしこれはファミコンマガジン特有の嘘テクであった。

まぁファミコンマガジンの嘘テクの悪名は、当時はすでに知れ渡っていたので

この事自体は大したことではないのだが、この嘘テクを本物の裏技だと鵜呑みにしたコロコロコミックがパクって転載してしまたのだ(笑)。

そもそもよく考えたら、パスワードを送ると認定証を発行していたのに裏技で全パスワード開示などする訳がない。

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