懐かしのゲーム紹介『クロノトリガー』スーパーファミコン
クロノトリガー
発売日 | 1995年3月11日 土曜日 |
価格(販売当時) | 11,400円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 32M+64K |
メーカー | スクウェア |
『ぼくらの夢が、時空を超える』という 謳い文句のCMが非常に印象的で
また、ゲームオープニングの振り子が 触れる演出は印象的で、今でも覚えています。
FFシリーズの坂口博信氏、DQシリーズの 堀井雄二氏、そして鳥山明氏が集結し
ドリームプロジェクトと呼ばれるその体制は 当時多くの人の胸を熱くさせました。
ゲームシステム自体はオーソドックスなRPGですが 非常に丁寧な作り込み、美しく繊細な2Dドット そして耳に残る名曲など
良い点を挙げると きりがありません。私以外にも 本作品に大切な思い出がある人は多いはずです。
そのように、例え幾ら時が経とうとも いつまでも人々の心の奥深くに残る作品を 私は真の名作だと思っています。
ちなみに、私の最終パーティーはクロノ、エイラ、魔王でした。皆さんはどうだったでしょうか。
『クロノ・トリガー』とは
『クロノ・トリガー』は『FFシリーズ』の坂口博信がエグゼクティブプロデューサー
『DQシリーズ』の堀井雄二がストーリー原案・シナリオ監修、キャラクターデザインは
『ドラゴンボール』の鳥山明が勤めるというこの時代におけるまさに夢のコラボレーションと呼べるゲームタイトルである。
平成7年当時、最高のビッグネームである3人がタッグを組んでゲーム制作が行われるという
ニュースはゲーム業界に激震を走らせ、週刊少年ジャンプや各ファミコン情報雑誌は一斉に特集を組み、ゲーマーを期待の渦に巻き込んだ。
ライバル企業であるスクウェアとエニックスのメインクリエイターが一堂に介してのプロジェクトであることも世間に衝撃を与えた。
奇しくもその後2003年にスクウェアとエニックスは合併し、スクウェア・エニックスとして生まれ変わることとなる。
ストーリー
ガルディア王国歴1000年。
平和なこの時代に暮らす少年クロノは、王国千年祭の日に活発な少女マールと出会う。
成り行きから千年祭を見て回り、仲良くなった2人はクロノの幼馴染である発明少女ルッカが発明したワープ装置の実験会場に向かった。
実験は大成功……と思いきや、マールのペンダントが共鳴し、不気味な空間の歪みが出現。マールはその中に引き込まれ消えてしまう。
クロノは消えたマールを追いかけ、空間の歪みに飛び込む。たどり着いた先は、クロノ達が生まれるよりずっと前、中世のガルディア王国であった。
ふとしたきっかけから始まったこの冒険は、時空を超えてこの星の謎を突き止める為の壮大な戦いへと発展していく。
個性豊かな仲間たち
本作はいくつもの時代を旅し、たくさんの登場人物と出逢う。
ここでは主人公・クロノと仲間になり、共に旅をする7人のパーティーメンバーを紹介する。
クロノ
主人公・17歳の少年。
現代のガルディア王国で母親と暮らす普通の町民だったが
マールとの出会い、ルッカの発明による事故から世界の未来を護るための戦いに身を投じることになる。
マール
クロノが千年祭会場で出会った16歳の少女。
綺麗な金髪をポニーテールにしている。
A.D.1000年のガルディア王国の王女であり、本名はマールディア 。
ルッカ
クロノの幼馴染である19歳の少女。
紫のショートヘアで顔が出るタイプのヘルメットを着用しており、眼鏡を掛けている。
大の発明好きで、自分の才能に強い自信を持っている。
ロボ
未来のプロメテドームで壊れかけたまま放置されていたロボット。
偶然通りかかったルッカが修理し仲間となった。
カエル
中世ガルディア王国の騎士。
ガルディア王国前騎士団長であった親友サイラスの遺志を継ぎ、新たなる「勇者」として伝説の剣グランドリオンを手に戦うことになる。
エイラ
原始時代の集落イオカ村の長。
パワフルでセクシーな女性であり、片言な口調が特徴。
強い者を好み、特にクロノには好意を見せている。
魔王
中世ガルディア王国の平和を脅かす魔族を統べる存在。
実は古代ジール王国の王子ジャキが成長した姿。
世界を滅亡に導くと言われるが、全ては姉の運命を狂わせた者への復讐のための行動だった。
ゲーム内容
シナリオ
本作は「時間」「星」「運命」を大きなテーマとしており、主人公・クロノが
偶然できるようになってしまったタイムトラベルにより、交わるはずの無かった全く異なる時代を生きる個性的なキャラクターが出逢うこととなる。
やがて主人公たちは惑星の運命を揺るがす1つの危機を見つけて、それに立ち向かうという熱い物語は絶賛され過去最高のシナリオとまで言われた。
BGM
BGMはのちに様々なゲームミュージックを手がける光田康典のプロ作曲家デビュー作であり、新人とは思えぬ素晴らしい楽曲の数々は非常に評価が高い。
メインテーマ・ボス戦・各時代のフィールドミュージック・各キャラクターのテーマなど
でも素晴らしくサウンドトラックはゲームミュージックファンだったら必須アイテムである。
戦闘
本作はシンボルエンカウント制を採用しており、モンスターに接触すると戦闘に突入する。
その際にマップ上の地形やモンスターの位置関係がそのまま戦闘画面に反映されるので接触のタイミングも重要である。
戦闘システムは、『FFシリーズ』でお馴染みのアクティブタイムバトル(ATB)を進化させたアクティブタイムバトルVer.2(ATB Ver.2)を採用。
ターン制を廃止し、常に時間が経過している中で次の行動を決めていくATBは戦闘に緊張感と深い戦略性をもたらし好評であった。
■裏ワザ
【魔王の最強武具を入手】
シルバードが空を飛べるようになるまで、ゲームを進める。シルバードに乗って
A.D.600年の「ビネガーのやかた」へ行き、ギロチンのある部屋まで進む。この部屋の右下の隅から下のほうへ
移動すると隠し部屋に入れる。部屋の中の宝箱の中には「ぜつぼうのかま」、「ぜつぼうのかぶと」、「ぜつぼうのマント」がある。
【データ消去】
本体にコントローラを2つ接続しておく。セーブデータを選ぶ画面で、消したいデータにカーソルを合わせて
コントローラーのスタートとセレクトを同時に押すと「このデータをけしてもいいですか?」と表示されるので「はい」を選ぶ。
【リセット】
ゲーム中いつでもいいのでL、R、セレクト、スタートを同時に押すとタイトル画面に戻る。
【変に走る】
連射機能が付いたパッドを接続し、Bを連射にしてダッシュするとキャラが変に走る。
【全員回復】
時の最果てのゲートから、A.D.1000年のメディーナ村に行くと、主人公たちが民家に現れる。
民家のテーブルにはケーキがあるのでそれに向かってAを押す。モンスターにケーキを食べるのかと聞かれるので「はい」を選ぶと、パーティ全員のHPとMPが全回復する。
【ベッドメイク】
A.D.600年のサンドリノ村に泊まり、朝になってキャラが起きたら寝室の中にしばらくいる。メイドがベッドメイクをしにくる。
【コケコッコー】
A.D.1000年のパレポリ村の村長の前で、3回まわって「コケコッコー」と言うと10Gもらえる。村長の屋敷を出てから再び中に入って繰り返すことでお金が増やせる。
【ミドルポーション入手】
A.D.1000年で空中刑務所から脱獄して所長を倒したら、倒れている所長の体を調べよう。5つのミドルポーションが手に入る。
【差額の100G】
A.D.1000年のパレポリ村のまきがい亭の主人から、ハイパーほしにくを9900Gで買う。
A.D.600年のパレポリ村の村長の家の台所にいる人に話しかけよう。100G多い1万Gで買い取ってくれる。
【座って笑う】
シルバードが飛行できるようになったら、A.D.600年の巨人のつめに行く。
ここに入ってすぐのイスを調べると、キャラがイスに座って笑う。
【墓の裏に】
シルバードが飛行できるようになったら、A.D.600年の西の岬に行く。ここにあるトマの墓の裏を調べると、スピードカプセルが手に入る。
【隠しメッセージ】
A.D.600年のボッシュの家で、ボッシュの後ろにあるツボを調べる。ツボの中身が何であるかをボッシュが解説してくれる。
【BGMの怪】
シルバードが飛行できるようになったら、着陸する瞬間にAを押して飛び上がると、飛行時のBGMが地上のものになる。
【画面を拡大縮小】
バイクレースの途中で、Aを押すとアップ画面になり、Xを押すとロング画面になる。
【楽に脱出】
クロノが刑務所に入っても3日間なにもしなければ、処刑場でルッカが救出にくる。
【こちょこちょポイントの謎】
ジール神殿でヌゥに背中をこちょこちょして「こちょこちょポイント」を覚える。そのあとカジャールの町で
魔法のカプセルを研究している人の近くにいるヌゥにこちょこちょすると、なんと「マジックカプセル」というアイテムを入手できる。
【ヌゥに不戦勝】
B.C.6500万年のかりの村に行って、雨が降ったらかりの森のどこかにいるヌゥを探し出す。
ヌゥの前でしばらく待って、雨がやむ瞬間に話しかけよう。通常は戦わないともらえないはずの「つの」「きば」「はね」のアイテムがもらえる。
【戦いを回避】
空中刑務所にいる見張りの衛兵は、自キャラを見ていないときに近寄ってAを押すと、簡単に気絶させられるので、戦闘を避けられるのだ。
【古代の隠し部屋】
古代の町のエンハーサとカジャールにある、机の上の魔法の本を水、風、火の順に開ければ、それぞれ隠し部屋への入口が開く。中には貴重なアイテムが入っている。
【海底神殿の隠し通路】
古代の海底神殿に、見えるけれど取れない宝箱がある。しかしその宝箱の左側にある彫像の左下に隠し通路があり
宝箱がある場所へと続いている。この宝箱には、カエル専用の武器「デーモンキラー」が入っている。
【封印された宝箱】
中世と現代で同じ場所にある封印された宝箱は、封印が解けたあとに現代の宝箱からアイテムを取ったあと
中世でも同じアイテムを取って2個に増やせる。さらにこれらの宝箱は、一度中世で中身を確認してから現代の宝箱を開ければ
よりいいアイテムを入手できる。しかも中世に戻れば、そのアイテムをもう1個入手できる。
【プロマイドと交換】
中世のマリノア修道院で入手できる、アイテム欄に表示されない「ミアンヌ・ブロマイド」は
サンドリノ村の民家の左上にいるおじさんに渡すと、マジックカプセルをもらえる。
【キャラ名変更】
原始時代のラルバ村のやけ跡にいるヌゥに話しかけると、パーティの先頭にいるキャラの名前を変えられる。
【シルバードの名前変更】
未来の監視者のドームで、入口から2番目のコンピュータを起動すると、シルバードの名前を変更できる。
【予想を当てる】
千年祭のレースで適当に賭けたあと、自分が賭けていないキャラに話しかける。
話しかけたキャラの速度が落ちてしまうので、賭けているキャラを勝たせることができる。
【バイクレースで商品】
レコーダーを取ってからジョニーとバイクレースをする。ウイニングポイントが
1300点以上だとミドルポーションが5個もらえ、1500点以上だとパワーカプセルが1個もらえる。
【エイラのこぶし】
エイラのこぶしは、レベルが80近くになると「てっけん」になり、敵を混乱させられる追加効果がある。
レベルが97くらいになると「ごうけん」になり、クリティカル時に9999ダメージを敵に与えられる。
【ルッカの母親が助かる】
フィオラ神殿でロボを再び仲間にすると、夜にルッカが1人で動ける。ルッカの母親が機械に挟まれそうになるのだが
機械の光っているところを調べると、パスコードを入力できる。「LALA」と入力すれば、母親を助けることができる。
【フリッツのお礼】
空中刑務所でフリッツを助けてゲームを進める。最初の原始時代のシナリオ(足跡!追跡!!)をクリアしたあと
現代のグッズマーケットに行く。店に戻っているフリッツに話しかけると、ミドルエーテルを10個もらえる。
【ルッカの防具】
現代に戻ったときにルッカの家に行くと、ルッカ専用の防具をもらえることがある。
【ゾロ目で賞品】
バイクレースでウイニングポイントの下3ケタが同じ数になると、そろった数によってアイテムがもらえる。
【マモからもらう】
デナドロ山の頂上近くにいるマモに4回話しかけると、アイテムをもらえる。
【猫増殖】
リーネ広場にあるノルシュテン・ベッケラーの実験小屋で80ポイントのゲームをクリアすると
猫を1匹もらえる。このゲームをクリアすると猫のエサをもらえるので、何度ももらい続ける。最大11匹まで増やせる。
【戦の神から入手】
主人公のレベルに応じて5段階に姿と強さが変わる戦の神スペッキオに戦って倒すことで各段階につき1回ずつアイテムをもらえる。
【弁当をもらう】
マールを仲間に加えてサンドリノ村の宿屋に宿泊すると、「とくせいべんとう」がもらえる。
【連射で稼ぐ】
建国千年王国祭のとき、リーネ広場の飲みくらべゲームのところへ行く。店の主人の下に行ったら
連射機能のついたコントローラを使い、Aを連射状態にして十字ボタンの上をテープなどで固定する。
主人公が飲み続けるので、どんどんシルバーポイントがたまる。
【虹の貝がらの秘密】
虹の貝がらを持って現代のチョラスの町の宿屋に行くと、トマ13世から虹の貝がらとあるアイテムから武器を作れるという情報が聞ける。
【すぐにデモ画面】
電源を入れて、タイトル画面が表示されるまえに、LかRを押すとデモ画面になる。
【つよくてニューゲーム】
一度クリアすると、メニュー画面に「つよくてニューゲーム」が現れる。これを選んでゲームを始めると、クリア時のレベルのまま初めからゲームをプレイできる。
【テーマソング】
時の最果てでパーティのメンバーを入れ替えるとき、話しかけたキャラのテーマソングが流れる。現代のトールス村の宿屋にいるおねえさんに1杯おごると、先頭キャラのテーマソングが流れる。
【変なメッセージ】
A.D.1000年の北の廃墟に行く。パーティ編成を魔王、クロノ、マールの順にしてサイラスの亡霊を倒すと、パーティ内にいないエイラのメッセージが表示される。
【せわしい動き】
A.D.600年のトルース村にあるパンダの家に行く。主人公をパンダの後ろに移動させて十字ボタンの左を押すと、パンダの動きが激しくなる。
【外せない装備品を外せる】
道具屋に行って装備できる武器と防具を全部売る。すべてのキャラは現在装備している武器と防具を外せなくなる。
メニュー画面でいずれかのキャラのステータス表示を出し、装備している武器か防具にカーソルを合わせる。
十字ボタンの上とLとRを押し続ける。次々と別のキャラの画面に切り替わっていき、すごい速さでカーソルの位置が変化する。
このとき何度かAを押すと、いずれかのキャラの装備品にカーソルが止まり、その装備品とアイテム欄の空白を入れ替えられるようになる。
本来は外せない装備品をいつでも外すことができる。アクセサリーは道具屋に売れないのでこの技で外すことができない。
【変なアイテムを入手】
シルバードが飛べるようになったら、A.D.600年のビネガーのやかたへ行く。ここの一番奥で3体の敵と戦うとき
エイラに「いろじかけ」を使わせると、変なアイテムを盗める。このうち、「ビネガーパンツ」は装備すると戦闘中に混乱してしまう。
【ネコになつかれる】
B.C.1200年の北の岬で魔王を仲間にしたあと、魔王をパーティの先頭にして残された村の広場へ行くと
ネコが魔王になついてくる。このネコに話しかけると、うれしそうにジャンプする。
【音楽が流れない】
A.D.1000年のリーネ広場にいる、ゴンザレスのところへ行く。ゴンザレスの前で十字ボタンの上を押しながらAを押すと、十字ボタンの上を押しているあいだBGMが聞こえなくなる。
【炎を消去】
A.D.2300年の太陽の神殿へ行って、サンオブサンと戦う。パーティに魔王を加えておき
戦闘中にブラックホールの魔法を使う。通常は消すことができない、サンオブサンの周りにある炎を最高2つまで消せる。
【チェーンが動く】
シルバードが飛べるようになったら、A.D.600年のビネガーのやかたへ行き、チェーンが垂れているところまで進む。
チェーンに向かってAを押すと、チェーンがグルグルと動き出す。もう一度Aを押すと動きが止まる。
【ベッドへ瞬間移動】
A.D.600年のサンドリノ村の宿屋でメイドと話す。メイドが「ごゆっくりどうぞ~ん」と
言ったらキャラの順番を変える画面を出す。もとの画面に戻すと、自キャラがベッドへテレポートする。
【速いBGM】
シルバードを入手するところまでゲームを進める。シルバードに乗ってA.D.1999年に行く。最終ボスのラヴォスが現れたら
「今は逃げよう!」の選択肢を選ぶ。年代を選ぶ画面に切り替わったら、Bを押してもとの画面に戻し
今度は「戦う!」の選択肢を選ぶ。シルバードがラヴォスに突入していくときのBGMが通常よりも速くなる。