懐かしのゲーム紹介『アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃』ファミコン
アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃
発売日 | 1987年4月17日 |
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ゲームタイトル | アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃 |
メーカー名 | テクモ |
ゲーム容量 | 1M+64KRAM |
価格(発売当時) | 4,900円 |
備考 | なし |
■ストーリー
それは、ある日突然訪れた。かつて、伝説の五神インドラが
繁栄させたといわれる、聖地アルゴールの空を覆いつくすように
空飛ぶ城、獣王ライガーの牙城が出現したのだ。天空から
舞い降りた獣人族は残虐の限りを尽し、一夜にして悪の帝国を築いた
。しかもライガーは、五神インドラの創り出した平和の象徴である
「平和の扉」を奪い去った。平和の望みは扉と共に消え
人々は笑顔を失ない、古くから伝わる予言書の一節を
唱え続けるだけであった。「大地が獣に覆われし時
アルゴスの地より戦士甦えりてこれを救わん」人々の悲痛な祈りは
山々に響き渡り、遠くアルゴスの地にこだました。戦士は今甦える。
闘神インドラの力を借りよ。ライガーを倒し再び平和の扉を開け。
獣王は天空にあり!
ゲーム史に残る印象的な武器『ディスカーマ』
本作を語る上でかかせないのが、主人公の武器『ディスカーマ』。
スタートしたばかりの画面がこれ。赤と白のキャラが主人公です。
なんか前に腕を伸ばしてますね…拡大してみましょう。
これが『ディスカーマ』です。
攻撃ボタンであるBボタンを押すとヒュンと前に飛び出して
ある程度の距離を進んだらまた戻ってくるという武器です。
イメージは子供のころによく遊んだヨーヨーですね。
攻撃ボタンであるBボタンを押すとヒュンと前に飛び出して
ある程度の距離を進んだらまた戻ってくるという武器です。
イメージは子供のころによく遊んだヨーヨーですね。
主人公の武器は最初から最後まで、これ1つです。
最初のザコも、ラスボスの獣王ライガーも
ディスカーマ1つでなんとかしないといけません。
最初のザコも、ラスボスの獣王ライガーも
ディスカーマ1つでなんとかしないといけません。
主人公が横に武器を振るアクションといえば
『悪魔城ドラキュラ』シリーズがあります。
これも強い武器ですが、個人的にはディスカーマ
のほうが強いんじゃないかと思ってます。笑
行って帰ってくるスピードがものすごく速く
かつ連射が効き、敵に当てたとき、撃破したときの音が
最高に気持ちいいという三拍子そろった武器。
最終的に『ただ振っているだけで楽しい』ためプレイを
最終的に『ただ振っているだけで楽しい』ためプレイを
するようになるという、ファミコン史上に残る名武器ですね。
恐ろしいレベルで書き込まれたグラフィック
本作はファミコンのアクションゲームの中で
トータルの出来では10指に入るとおしょ~は思ってます。
緻密に書き込まれたグラフィックは壮大な物語の
舞台を否が応でも感じさせる、圧倒的な迫力がありました。
トータルの出来では10指に入るとおしょ~は思ってます。
緻密に書き込まれたグラフィックは壮大な物語の
舞台を否が応でも感じさせる、圧倒的な迫力がありました。
最初のステージで見られる印象的な夕日は
赤く染まった空と共に本作を象徴するグラフィックです。
音楽も壮大で、サントラが出ていないのは悔やまれるレベル。
ステージも横スクロールから始まり、そのうち上にも画面移動ができるように。
ステージも横スクロールから始まり、そのうち上にも画面移動ができるように。
渓谷ステージでは上下左右にスクロール。ステージも
多岐にわたっており、さまざまなアイテムを手に入れることで
行動範囲が広がる楽しさを含め柔軟性に富んだ仕掛けが
本当にプレイヤーをワクワクさせてくれました
多岐にわたっており、さまざまなアイテムを手に入れることで
行動範囲が広がる楽しさを含め柔軟性に富んだ仕掛けが
本当にプレイヤーをワクワクさせてくれました
ゲーム史上、唯一無二のステータス『胸力』
仙人からアイテムをもらったり体力回復してもらったりできる本作。
アクションゲームとしては珍しくメニュー画面で
アイテムを使ったり、特殊能力を使うことができました。
本作には3つのステータスが存在。精神力は敵から出る
アイテムを取ることで貯まります。そして残り2つの
ステータスは敵を倒していくと勝手に上がっていくのですが…
アクションゲームとしては珍しくメニュー画面で
アイテムを使ったり、特殊能力を使うことができました。
本作には3つのステータスが存在。精神力は敵から出る
アイテムを取ることで貯まります。そして残り2つの
ステータスは敵を倒していくと勝手に上がっていくのですが…
腕力。腕の力。
これが上がると攻撃力が上がります。なるほどなるほど。
そしてもう1つは
胸 力
むね…りょく? きょうりょく?
大胸筋?
普通に攻撃力、防御力としないあたりがテクモの妙です。
ディスカーマを振り続け、敵を倒していって成長するのは
腕と胸の筋肉…腕力と胸力でOKでしょ!
と開発者が思ったかどうかはわかりません。
ただ、星の数ほどあるゲームにおいて、主人公のステータスで
『胸力』と出てくるのは本作のみでしょう
ディスカーマを振り続け、敵を倒していって成長するのは
腕と胸の筋肉…腕力と胸力でOKでしょ!
と開発者が思ったかどうかはわかりません。
ただ、星の数ほどあるゲームにおいて、主人公のステータスで
『胸力』と出てくるのは本作のみでしょう
(もし他に知っていたら教えてください)。
今考えると腕も胸も上半身のみ。
今考えると腕も胸も上半身のみ。
下半身は鍛えなくていいのかとか、ツッコミたくなりますね
アーケード版とは違うものの、傑作に仕上がった1本
アーケード版のファンからは違う!と言われたものの
ファミコン版単体としてみればかなりの良作です。
友達の誰かが持っていて、誰かに貸し出されると
そこから口コミでいろんな友達のところにまたさらに
貸し出されていくという流れができるぐらいよく出来たゲームでしたね。
ファミコン版単体としてみればかなりの良作です。
友達の誰かが持っていて、誰かに貸し出されると
そこから口コミでいろんな友達のところにまたさらに
貸し出されていくという流れができるぐらいよく出来たゲームでしたね。
基本は横スクロール型アクションにもかかわらず
謎解きや成長要素を盛り込み、破綻せずに
バランス良くまとまっているあたり、当時のテクモの
開発力は素晴らしいものがありました。
PS2で3D化された新作が出たりもしましたが
まぁさすがに時代が違ったのか、売れ行きは泣かず飛ばずでした。
今はアーケード版がアーカイブスで遊べるのですが
今はアーケード版がアーカイブスで遊べるのですが
ファミコン版は配信されておらず、遊ぶには実機が必要なのがネックです。
ただ、ディスカーマで敵を倒すのはたまらなく気持ちいいですし
ただ、ディスカーマで敵を倒すのはたまらなく気持ちいいですし
レトロゲームの名作として触れておいて損はない逸品です。
この記事を書いていたら久しぶりにディスカーマを振りたくなったので
この記事を書いていたら久しぶりにディスカーマを振りたくなったので
ちょっと押入れのファミコンソフトが入った
ダンボール箱の中を探してみようと思います♪
パッケージ詐欺
AC版では漢臭さを全面に押し出した“これぞ漢の世界”といったイメージの作品だった。
ゲームポスターもこの様にマッチョで半裸な主人公がモンスターの生首を持ち上げ雄叫びをあげているグロいとも言えるイラストであった。
これがFCに移植されるにあたり、比較的年齢が低いFCユーザー層に配慮され
可愛らしいキャラクターにデフォルメされ『はちゃめちゃ大進撃』という子供向けの副題も追加された。
そのためFC版のポスターもオリジナルとは似ても似つかない可愛いデザインとなった。