懐かしのゲーム紹介『デジタル・デビル物語 女神転生』ファミコン

0




デジタル・デビル物語 女神転生

発売日 1987年9月11日 金曜日
価格(販売当時) 4,900円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 2M
メーカー ナムコ

■ストーリー

十聖高校に通う天才プログラマー中島朱実。
彼はコンピューター理論と降魔術のあいだに接点を見い出し
悪魔召還プログラムを作りあげることに成功した。だがその実験に
より悪魔が実体化し、人間を襲い始めてしまったのだ。
ついに中島自身にも危機が迫ったとき、それを救ったのは
転校生の白鷺弓子であった。彼女こそ日本神話に登場する
イザナミ神の転生した姿だったのだ。そしてさらに
驚くべきことに、中島もイザナギ神の転生であるという。
自分の持つ力に目覚めた中島は、弓子と協力して
激しい死闘のすえに悪魔を打ち破った。平和は戻ったかのようにみえた。だが・・・・・・

その頃魔界では、新しくルシファーが大魔王として君臨した。
彼は人間界の制圧を企み、飛鳥の地に魔宮を建造し始めていたのだ。
 奸智にたけたルシファーは、やがて自分たちの脅威になるで
あろうイザナミを玄室とともに魔宮に封じ込め、さらには中島たちに
倒されたロキやセトを復活させるなど、着々と魔の手を広げていった。
 一方、霊視によってそれを知った中島と弓子。人類、そしてイザナミを
救うため、彼らは急いで飛鳥へ向った。そしてそこで2人が
見たものは、邪悪にそびえたつ大魔宮“デビルポリス”であった。


ジャンル的には主観視点の3DダンジョンRPG。
プレイヤーは主人公「中島朱実」ヒロイン「白鷺弓子」
を通して(操作し)、6つのエリアで構成された「飛鳥の大魔宮」
を探索しながら各エリアを支配する「魔王」を倒していく。
最終目的は女神「イザナミ」を囚え人の世を支配しようと
する闇の大魔王「ルシファー」を倒すことである

迷宮内部においてプレイヤーは自分自身でも戦うが
クリアのためには中島朱実が作ったコンピュータソフト
「悪魔召喚プログラム」を使い、「悪魔」を呼び出して徒党
を組み共に戦うことが必須となる。悪魔は最初は迷宮の中で
敵として襲ってくるが、プレイヤーは悪魔に対して様々な手法を使い
仲間ならぬ「仲魔」に引き込むことで初めて操作することが可能となる。
仲魔は一定数内でなら複数保有出来、さらに仲魔同士は「合体」が可能である。
一定の法則に従って合体すると、より強い仲魔を生み出すことができ
パーティー強化に役立つ。




当時のRPGは、『ウィザードリィ』や『ドラゴンクエスト』
など中世ファンタジーものが多かった中、(当時の)現代を舞台と
している点や、「学生(高校生)の男女が迷宮に挑む」という
シチュエーション、そして先述の「仲魔システム」・「悪魔合体システム」
などが敵と戦うだけでは無い多様性と奥深さを与え
斬新という評を得た。また、当時のファミコンRPGには珍しく
悪魔のグラフィックの一部がアニメーションで描かれている。
さらに広大な3Dマップで形成された魔宮には様々な強敵
謎・トラップが用意されており、ファミコン用ゲームとしては
屈指の高難易度としても知られるようになった
本作の約3年後、同じくファミリーコンピュータ用ソフトと
してシステムを継承・改良した続編的作品
『デジタル・デビル物語 女神転生II』が発売され
こちらも人気作となったが、ナムコにおける作品展開はここで一区切りとなる。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です