懐かしのゲーム紹介『リップルアイランド』ファミコン
リップルアイランド
発売日 | 1988年1月23日 土曜日 |
価格(販売当時) | 5,900円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 1M+64KRAM |
メーカー | サンソフト〔サン電子) |
『リップルアイランド』は1988年1月23日に ファミリーコンピュータ用ソフトとして
サンソフトから 発売されたアドベンチャーゲーム。
ほのぼのとした雰囲気が心地よい隠れた名作。
2002年にはPlayStation用ソフト 『メモリアル☆シリーズ サンソフトVol.4』に
収録され、2013年には任天堂3DS用 バーチャルコンソールで配信開始されている。
『リップルアイランド』とは
1988年にサンソフトが発売したコマンド選択式のADVである。
優しいストーリーと可愛らしいグラフィックで ほのぼのとした雰囲気のタイトル。
ヒロインであるキャルを始めとする各キャラクターも丁寧に描かれている。
コマンド選択(みる・とる・おす等)のあとにカーソルが現れ 対象となる目標物を直接選択できるのが特徴。
見かけはほのぼのとしているが、ノーヒントで理不尽な 謎解きが多数あり
見かけに反して難易度はかなり高い。 音楽は小高直樹、キャラクターデザインは
当時サンソフト社員で あり現在は漫画家のもりけんが担当している。
ストーリー
この世界のどこかに、人間と動物が共存する小さな島 「リップルアイランド」があった。
しかし、ある日闇の皇帝ゲロゲールが現れ、島の平和を乱しはじめた。
そしてリップルアイランド王のドテーラ王の一人娘 ナサレル姫をも捕らえてしまった。
王は「ゲロゲールを倒したものには褒美に加え、姫との婚約を約束する」
というお触れを出した。それを見た若者カイルは 一攫千金を夢見て旅に出かけるのだった
登場人物
カイル
本作の主人公。 王のおふれを見て、姫との結婚と英雄に なることを夢見て旅に出る。
冒険の途中でキャルと出逢い、共に旅をして ゆくうちにキャルに密かな恋心を抱く様になる。
キャル
本作のヒロイン。 青い髪のショートヘアの少女。
ゲロゲールに家を破壊され一人たたずんで いたところにカイルが現れ、彼と共にゲロゲール退治の旅に出る。
ナサレル姫
リップルアイランドの姫君。 ゲロゲールにさらわれた上に
カエルにされてしまう。 清楚で美しい姫はカイルの憧れの人でもある。
魔王ゲロゲール
自称「闇の皇帝」。 その姿は巨大なカエルである。 名古屋弁でしゃべるコミカルな魔王だ。
ドテーラ王
リップルアイランドの王。 どてらっぽい服を着ている。
エンディング(ネタバレ)
本作は当時のADVとしては珍しくマルチエンディングが採用されている。
BAD END(ゲームオーバー)以外のクリアエンディングは 4つ用意されているが
そのうちスタッフロールが 流れるモノはひとつだけであり、これが真のエンディングとされている。
どのエンディングに辿り着くかは、これまでの冒険での 主人公の選択肢によって決まる。
エンディングの種類は下記の通り。
ナサレル姫との結婚END
ゲロゲールを倒し、姫君を救い結婚して末長く幸せに暮らしました。
姫も可愛いんだけどキャルじゃなきゃヤダ(笑)
ナサレル姫との結婚END(カエルver.)
ゲロゲールを倒し、姫君を救い出すが その呪いは解けず姫はカエルのまま…。
それでも結婚はする(笑)。 これはBAD ENDに分類されて良いのではないだろうか?
魔王を倒さずキャルと逃避行END
もう、魔王なんか放っておいて2人で俺たちだけの新天地へ旅立とう!
キャルと幸せに暮らせるならこれでも別にOKなんじゃないかな(笑)
BEST END
ゲロゲールを倒したが、姫君との結婚は辞退するカイル。
「どうして断ったのよ。あんな良い話もう無いわよ?」と 聞くキャルに
「好きでもない人とは結婚できないよ。 それよりキャル、俺の村で一緒に暮らさないか?」
と答えるカイル。 言葉の意味が分かり思わず抱きつくキャル…。
文句なしの感動のフィナーレ(涙)