懐かしのゲーム紹介『太陽の神殿』ファミコン
太陽の神殿
発売日 | 1988年8月3日 水曜日 |
価格(販売当時) | 5,900円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 2M+64KRAM |
メーカー | 東京書籍 |
今回は、「太陽の神殿 アステカⅡ」を紹介します。 1986年に日本ファルコムから発売されたPC版のファミコン・アレンジ版です。 物語は、主人公と幼なじみの少女が、マヤ文明伝説の 謎を解き明かす、アドベンチャーゲームです。
ファミコン版にはオープニングが追加されています。 白鳥教授以下7名のチチェン・イツァー調査団が 現地の遺跡調査中に次々と謎の死を遂げていくと いう不気味な内容で、ゲームの世界に引き込まれます。
PC版に比べてファミコン版はヒントも多く、 少し難易度も低下していますが、それでも十分難しい・・・ 主人公と、教授の一人娘で幼なじみのクラスメートが メキシコの研究室に居るところからゲームは始まります。 机の上には、遺体となって発見された白鳥教授の遺品が・・・ とりあえず持てる物は皆、持っていくことにします。 チャック・モールの剣は戦闘で役に立ちます。
ただ一人救出されたガイドのラウーラのヒントを参考に、三人で遺跡を巡ることに。
まず初めにやってきたのは、「尼僧院」という遺跡。 中には三体の石像がある。 ここでは、イシュチェルの玉を取るのが目的です。
次に、訪れた遺跡は「高僧の墓」。 足を踏み入れると、いきなりモンスターとの戦闘になる。 勝利後に、周囲を見回す。 一見すると何もなさそうな場所だけど・・・ 力持ちのラウーラにメンバーチェンジしてみると、壁が動いた。
墓の中にはこんな石棺があった。 石棺の蓋には一面に、モザイクタイルが貼りつけられているようだ。 その中で一つだけキラキラと光っている、怪しいな・・・ 蓋を開けてみると、中にいたのは不気味な白骨。 この場面では片目のマスクが手に入るけど、それだけで 満足してたら、このゲームはクリアできません!
骸骨の下には、小さな鍵穴があった! だけど、今はまだどうする事も出来ない。 一旦、引き返すしかなさそうだ。 去り際に不気味なセリフを言う主人公・・・ とりあえす、次の遺跡に向かうことに。
カスティーリョという遺跡は、別名ククルカンの神殿ともよばれている。 壁に何か穴が開いているようだ。 何か、はめられそうなアイテムを持っているか見てみると・・・ナルホドネ!
そこは何と、アイテムの宝庫だった! とりあえず、全部持っていきましょう
このゲームはやたらとコマンド(アイコンになっている)が多いです。 戦う:遺跡内の魔物と戦うコマンド。 ファミコン版だけにあります。 代わる:操作するメンバーをチェンジする。 これもファミコンだけです。 移動:遺跡の中を移動する。 見る:物や場所を確認したりする。 取る:アイテムを取ったりする。 置く:アイテムを置く。 使う:手持ちのアイテムを使う。 動かす:歯車やレバーなどを動かす。 押す:壁などを押す。 引く:ほとんど使わない。 壊す:物や壁などを壊す。 組み合わせる:二つのアイテムを組み合わせる。 洗う:泉で鏡などを洗う 待つ:時間を経過させる。 こんなにいらないかな、ちょっと多すぎます・・・ 更に、このゲームはアドベンチャーと思えないくらいアイテムも多いです。 どこでどれを使えばいいのか、頭の中がゴチャゴチャしてきます。
おまけに主人公には、RPGのようにレベルや体力の設定があり 遺跡内の悪霊との戦闘で勝利しなければなりません。 遺跡内の悪霊一覧です。 メクラマンサ(最初の悪霊、高僧の墓で現われる)
チラムバラム(カスティーリョで遭遇)
スネークマスタ(カラコルにいる悪霊、チャック・モールの剣を装備する必要あり)
ゴモラス(千年の間にて、こいつも剣装備で)
デスキマイラ(戦士の神殿にいる悪霊、こいつは強敵です)
ジオスマイラ(球戯場に出現する敵、強化した剣で戦わないと勝てません)
さらに、主人公の行く手をさえぎる悪霊ども。
本作は、PC版アステカの続編である「太陽の神殿 アステカⅡ」 (開発は日本ファルコム)のファミコン移植版であり 日本ファルコム最後のアドベンチャーゲームとなった作品です。 日本ファルコムからは、本作発売の翌年に「イース」が発売されており 本作も「イース」のように上からの見下ろし画面のフィールドを 自由に移動するシステムが採用されています。 また遺跡内では、3D視点に変わり、多数のアイテムを 組み合わせて使用したりと、これまでのアドベンチャーに は無い斬新なシステムを取り入れていました。 もし、さらに日本ファルコムがこのゲームの続編を 作り続けていたのなら、進化を重ねた末恐ろしい アドベンチャーゲームが誕生していたかも・・・ そんな、はかない期待を抱かせてくれるゲームです。
<登場人物紹介>
主人公 (17歳)
高校2年生で、自慢できることといったら、人一倍強い好奇心と どんな事にでも飛び込んでいける勇気ぐらい。 明るくて行動的でクラスでも人気者だが ちょっとばかりおっちょこちょいなところもあるので、行動は慎重に……。 |
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少女 (17歳)
遭難した白鳥教授の一人娘。幼い頃、母を亡くし 父一人子一人。教授がメキシコ大学教授となってからは 子供のいないおじさん夫婦のもとで暮している。 主人公とは幼なじみで、高校までずっとクラスメイトで 今や、友達みんなが公認するカップル仲が良ければケンカも絶えない 。頭がよくてちょっと勝気な彼女だから、いつも彼が折れて幕となる。 でも、彼女の鋭いカンと頭の回転は役に立ちそう! |
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ラウーラ (?歳)
白鳥教授調査団遭難事件でただ1人行き残ったガイド役の メキシコ人。遺跡のすぐそばまで密林が迫る「チチェン・イツァー」 の調査には欠かせない土地カンを持った人物。また、マヤ地方に 伝わる伝説にも詳しく、教授の良きアドバイザーだった。 本人は自分の祖先はマヤの神官だったといっている。 体も大きく力持ちなので、発掘調査では活躍する場面も多かった。 年令は本人が言わないので不明。 |
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オリビア (24歳)
メキシコ大学の白鳥教授の研究室で秘書をしている女性。 白鳥教授遭難の知らせに、警察や大学関係者とともに 「チチェン・イツァー」にかけつけ、ちょうど「いけにえの泉」 で発見された遺体の引き揚げに立ち会った。 彼女の話をよくきいてから、出発しよう。 |
■裏ワザ
【各種セレクト】 尼僧院へ行き、イシュチェルの玉を取ったら 「洗う・イシュチェルの玉」「置く・チャック・モールの剣」 「洗う・ライター」の順番でコマンドを入力する。 「特にかわりはないようですが」とでたとき セレクト、スタート、Aを同時に押すと数字が出る。 左の数字はBを押しながら上、下で選び左で決定。 左の数字ではピクチャーセレクトができる。 好きな場面を選んでからAを押せばそこからゲームを 始めることができる。中央の数字は上、下で変え 右の数字はAで変えられる。中央と右の数字を 0(アイテムなし)か1(アイテムあり)に設定して スタートするとアイテムセレクトができる。 この後、Aでゲーム画面に戻し「ひく」を選んで セレクト、スタート、Aを同時に押すとサウンドセレクトになる。 左、右で数字を選び、上で実行する。 【簡単BGMセレクト】 電源を入れたらA、Bを同時に押しながらリセット。 しばらく待つと「SOUND TEST」画面になる。 左右で選曲、下でスタート、上でストップ。 【目を動かす】 ゲームクリア後、スタッフ紹介が終わってキーワードが出たら 十字ボタン上で男の右目、左で左目、下で女の左目、右で右目 セレクトで女の口を動かせる。
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