☆懐かしのゲーム紹介『百鬼夜行』ファミコン
百鬼夜行
発売日 | 1988年2月23日 火曜日 |
価格(販売当時) | 6,200円 |
メディアタイプ | カートリッジ |
データ容量 | 2M+64KRAM |
メーカー | ユース |
それは 星一つ無い ある 真夜中の出来事だった 今にも沈もうとする 夕日の様に 空を 血色に染めながら 凄まじい音を 轟かせ 真っ赤に 燃え盛る 巨大な火の玉が 祠の森に 落ちた 祠の森 其処は 遠い昔から 結界が張られており 人はおろか 命有るもの 全ての侵入を拒んできた しかし 何の為に 其処に 結界が張ってあるのか 今となっては 覚えている者はいない ただ 誰もが忘れかけている 昔話の中に 徳の高い僧が 自分の命と引換に 邪悪なる者を 封じ込めたと言う一説があるが それも定かでは無い それから 半年が過ぎ 人々は 火の玉の事を すっかり忘れていた 実際 そんな余裕が 無かったのである それは 何時から 始まったのであろう 人々は 笑いを忘れ 町から 平和が消えた 夜な夜な 身の毛のよだつ声が響き 何人もの 町人が 何処かに消えていった お城の 殿様までが 消えてしまった そんな噂までが 流れたほどである 丁度 その頃 祠の森からは 程遠く無い 森の中の あばら家で 見るからに 疲れ果てた男が 一人の影と話していた