懐かしのゲーム紹介『小公子セディ』ファミコン

0

小公子セディ

発売日 1988年12月24日 土曜日
価格(販売当時) 5,900円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 2M+64KRAM
メーカー フジテレビジョン




『小公子セディ』はフランシス・ホジソン・バーネットの 児童小説『小公子』を「

世界名作劇場シリーズ」の一つと してアニメ化した人気作品である。

本作はそのアニメ版を原作としてゲーム化したもの…だが 非常に勇み足を

感じるアドベンチャーになっている。 シナリオは母を求めて各地で情報を集めると

いうものだが どの町も問題を抱えておりそれどころではないので

まずは町の問題を解決していくことになる。

主人公は『セディ』 見た目と名前が女子っぽいが男である。

本名は『セドリック・エロル』。愛称が『セディ』。

父親の『ジェイムズ・エロル』が亡くなり 住んでいたアメリカのニューヨークを

離れ 母『アニー・エロル」と共に イギリスのロンドンにいる父側の

祖父の元で暮らす事にした『セディ』 父の事は悲しかったが

大好きな母がいる事で自分を慰めていた。 祖父『ドリンコート』も

父の父だからいい人だと思っていたが… いざ会ってみると祖父はこう言った。

「お前の母親には出て行ってもらう。  ドリンコ―ト家には外国人はいらぬ」

母は汽車で連れ去られてしまった。 『セディ』は母を探し出す為、屋敷を出たのだった。

とにかく「家庭教師がトラウマ級にうっとおしい」ということが語られています。

ちょっと不安を抱えながらスタートします。

うーん、伯爵のお城にしてはえらく殺風景です。

とにかく外に出ようと思ってドアを開けると…。

いきなりクイズ! こいつが噂の家庭教師です! ちなみに正解はファドツ!

運が悪いと5回も6回も家庭教師が現れて、なかなか外に出られない場合があります。

町はこんな感じ。中央上が伯爵のお城。ここからセディは

町の人々に聞き込みをして母親の手がかりを探すことになります。

下の方にいる少年に隣町のレストランのサービス券をもらって、とにかくそこに行こうと町を出ます。

すると周りから多くの男たちがセディに向かって攻めてくるではありませんか!

エンカウントは避けられそうにありません。試しにぶつかってみると…。

また現れました! しかも攻めてきているのはすべて同一人物の家庭教師です!

これはトラウマ! クイズの問題数はそれほど多くないのですぐに答えを

覚えられると思いますが、とにかく敵(家庭教師)の数が多い!

エンカウントするごとにマップ上の敵の位置はリセットされるのが救いで

1ドットでも先に進むのがいいのかもしれません。敵に捕まると時々問答無用で

伯爵の城まで戻されることがあってガックリします。

さてなんとか隣町までやってきました。母親の捜索のために聞き込みをしていると…。

なんとあの有名な武器を売っている店が! まあ買えないんですけどね。

それぞれの町では代官がおかしなことをやらかしていて

なぜかセディがそれらを解決するはめになります。

それだけならまだしも、霊を成仏させてまわったり戦争を

食い止めたりと勇者なみの活躍っぷりです。

戦争を食い止めた時の渾身のグラフィック。

ここからエンディングが始まるのですが、突然伯爵と母親が現れるというよくわからない展開。

母親が町をたらい回しさせられていた理由も、いまどこにいたのかも

説明されずにとりあえずハッピーエンド。

ゲーム中は選択肢として「フルート」というのが多くの場合で示されます。

これによって人々の警戒心を解くのですが、それほど活躍するわけではありませんでした。

フルート一本でのし上がっていくような展開を期待していたのですけど。

色々な街の悩みを解決してEDを目指すわけだが
何故か問題を出してくる白いカラス

もはや原作完全無視
そんなカオスな世界に面食らいつつ
エンディング

おまけ

■裏ワザ

【音楽セレクト】 タイトル画面でコントローラ1 の

スタートボタン セレクトボタン、Aボタン、Bボタンを同時に押しながら

リセットボタンを押す。黒い画面が出たら成功。 Aボタンを押すと、ゲーム中のBGMを聞ける。

Bボタンを押すと、効果音を聞ける。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です