懐かしのゲーム紹介『スプラッターハウス』PCエンジン
『スプラッターハウス』は1990年4月3日にPCエンジン用ソフトとしてナムコから発売されたアクションゲーム。
1988年11月にナムコがアーケードにて稼働開始された業務用アクションホラーゲームの移植である。
バーチャルコンソール、ゲームアーカイブスでも配信された他
2020年3月に発売されたPCエンジンminiの収録タイトルにもなっている。
あらすじ
大学で超心理学を専攻していた主人公のリックとその恋人ジェニファーは、
奇妙な研究に没頭した挙句自らの創り出した化け物に喰われて命を落としたというウェスト館の近くに興味を持ってやってきた。
そして、折悪しく降り注ぎ始めた豪雨に追われるようにして、館に足を踏み入れてしまう。
たちまち怪物たちの魔の手が伸び、リックはなす術もなく打ちのめされ、ジェニファーは館の奥へと連れ去られてしまった。
精霊の仮面を被り超人的な身体能力を手に入れたリックは、ジェニファーを救うべく忌まわしきスプラッターハウスの奥底へ足を踏み入れる。
空前ホラー映画ブーム
それまでのアクションゲームと言えばコミカルなキャラクターがアスレチック要素の強いステージを所狭しと飛び回る様な作品がほとんどであった。
大概はアップテンポなBGMが掛かっていて、プレイヤーも笑顔になる様なゲームばかりである。
しかし昭和末期はゲームとは反してホラー映画が大流行していた時代でもあった。
「チャイルドプレイ」「バタリアン」「霊幻道士」。
他にも数々の名作ホラー映画がこの1980年代には誕生してる。
この頃はR指定(映画レイティングシステム)がとても緩く15歳未満が鑑賞不可な映画は性的描写が強い
いわゆるポルノ映画というジャンルくらいであり、残虐描写のあるホラー映画は子供でも劇場で鑑賞可能であった。
その為子供たちの間でも空前のホラーブームが巻き起こってた。
そんなホラー要素をいち早くゲームに取り入れ商品化したのがナムコだった。
『源平討魔伝』や『スプラッターハウス』という恐ろしい雰囲気であり、残虐表現が多分に使われているこれまでに無いアクションゲームを次々と販売。
元々ゲームの質も高い事に加え、ホラーブームも後押しとなりどちらも大ヒットする事になる。
「PCエンジン mini」でプレイできる「スプラッターハウス」だが、北米版の
「ターボグラフィックス-16 mini」と欧州版の「コアグラフィックス mini」には
当時ターボグラフィックス-16向けに発売された海外仕様のバージョン「Splatterhouse」が収録されている。
ゲーム内容自体は国内版と違いは無いが、リックが着けているヘルマスクの色や
ステージ背景のオブジェクトなどが一部変更されている。プレイする機会があまりない貴重なバージョンだ。
裏技
ステージセレクト
タイトル画面が表示されているときにRUNボタンを押し、セレクトボタンを3回押します。
次に左キーを押しながらRUNボタンを押すとステージセレクト画面に切り替わります。
サウンドテスト
上記の方法でステージセレクト画面を出しているときに、セレクトボタンを押すとサウンドテストの画面に切り替わります。
さらにセレクトボタンを押すと、ふたたびステージセレクトに切り替えることができます。
敵の体力が倍に?
最初に表示されるデモ画面で、RUNボタン以外をしばらく押し続けると、敵の体力が2倍に増えて難易度が上昇します。