ドラクエモンスター紹介『スライムベス』DQ
スライムベス
概要
赤色(もしくはオレンジ色)のスライム。
『ドラゴンクエストⅠ』で初登場。
海外版DRAGON QUESTでの表記は「She-slime」つまりメスのスライム。スラもりの【スラみ】の設定もこれが由来だろう。
詳細は不明だが、赤っぽい暖色系のカラーリングに加え一般的に欧米で「ベス(Bess、Beth)」といえばエリザベスの愛称(すなわち女性名)であることが影響したのかもしれない。
ちなみにDQ1当時に放送されていた国民的人気アニメシリーズ「世界名作劇場」において1986年の「愛少女ポリアンナ物語」および翌年の「愛の若草物語」に2作続けて「ベス」という女性が登場するなど、当時の子供たちの間では「ベス」が女性名であることはよく知られていた。このため「スライムベス」という単語を聞いた子供たちが、スライムのメスを連想したのも無理はなかった。
本編ではDQ2・DQ5以外の作品にモンスターとして登場しており、DS・スマホ版DQ5ではミニゲームの【スライムタッチ】にそれらしいものが存在している。
特徴
普通のスライムよりほんのちょっとだけ強い。
ドラクエシリーズの数多くに出演しているのでみんな記憶には残っているのだが
本当に普通のスライムと「ほんのちょっと」しか強さが変わらないので
あまり印象に残らない。
ある意味で地味キャラの代名詞として有名になっている。
『ドラゴンクエストⅢ』においては終盤でようやく登場し、スライムと大差無い戦闘力であるにもかかわらず、モンスターレベルがやたら高くて中々逃がしてくれないという特異な性質を持っている。
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』ではスライムのメスであるともいわれる。
昔のモンスター物語や公式ガイドブックでは「雑食化したスライムの亜種」ともされていた。
「ベス」の意味は不明。メスであるということから「beth」から来ているのかもしれないが語感がいい単語を適当に選んだだけかも知れない。
「ベス」はヘブライ語で「2」という意味があるので「二番目のスライム」という説を唱える者も存在する。
DQ1から登場
スライムと同じく【ラダトーム】周辺に出現。
スライムに毛が生えたくらいの強さで苦戦することはないだろう。
とは言うものの、それは何か武器を装備している状態での話。
スタート直後で武器を持っていない状態、とりわけ城から町に行く途中で
遭遇するとやや危険。
また防具を全く装備していないとレベル1では3ダメージ喰らうこともある。
頑張れば丸腰で倒せないこともないが注意が必要である。
リメイク版ではともかく、FC版ではレベル2になるまでは慎重に戦おう。