懐かしのゲーム紹介『えりかとさとるの夢冒険』ファミコン

えりかとさとるの夢冒険

本作は「えりか」と「さとる」の兄妹が、人間の様に言葉を喋る動物たちの

住む世界に迷い込んでしまい、「時の冠」を求めて冒険をすると言うファンタジーな世界観のADVである。

ストーリーは全6章から成り立っており、各章クリア後に表示される

パスワードを入力すれば続きから再開することもできる。

発売日 1988年9月27日 火曜日
価格(販売当時) 4,900円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 2M
メーカー ナムコ




ストーリー

さとるとえりかは仲の良い双子の兄妹。

長かった夏休みも終わり、明日からは新学期です。

f:id:zel_8bit:20210105235317p:plain

「変な猫がいるよ!」

そんな夜、窓から夜空を眺めていたえりかの声に、さとるも思わず窓の外に目をやりました。

なんとその猫は洋服を着て、人間みたいに2本足で立って歩いているじゃありませんか!

f:id:zel_8bit:20210105235327p:plain

こんな変な猫は、2人とも今まで見たことも聞いたこともありません。

「あとをつけてみよう!」

えりかとさとるは、そっと変な猫の後を追いかけ始めたのです。

それが不思議な冒険の始まりだってことも知らずに…。

 

ゲームシステム

f:id:zel_8bit:20210105235425p:plain
本作の基本システムはMAP画面を移動して、ポイントにたどり着くと

場面がクローズアップされ、アイコン形式のコマンド選択式の探索画面位切り替わる。

これは1987年4月に同社から発売された『さんまの名探偵』のシステムを踏襲している。

 

本作の斬新な点は、ADVとしては非常に珍しく2人同時プレイが可能ということだ。

ゲームは「さとる画面」と「えりか画面」の2窓に分けられており、それぞれMAPを別々に移動できる。

f:id:zel_8bit:20210105235340p:plain

ゲームモードは「ひとりでやる(1P)」と「ふたりがいい(2P)」があり

1人用の時はセレクトボタンでキャラを切り替えが可能で

2人用の場合はⅠコンが「エリカ」Ⅱコンが「さとる」を操作することになる。

2人が協力しなければ解けない謎などもあり、2人同時プレイが可能という

コンセプトにフォーカスした多数の仕掛けがゲーム中に盛り込まれている。

 

主人公の「えりか」と「さとる」が、時の冠を求めて

旅をするというストーリーで、全5章とオープニングの 序章とエンディングの最終章から成る。

アドベンチャーゲームとしては珍しく2人プレイができるのが特徴。

フィールド上では、主人公2人を十字キーで操作する。 建物や洞窟などの中にいるときは

見たり話したりなどの コマンドを選択し、ストーリーを進めていく。

ミニゲームもあり、Aボタン連打で逃走したり 2人協力して勝手に物を持ち出したり(ふたりがいい時のみ)

「動物クイズ ナゾザンス」で、動物に関する2択クイズも 出されたりする(ひとりでやる時のみ)。

謎解きが基本的に手探りかつノーヒントであり 序盤はゲームを

進めるのがやや大変なものの 特にシステムもシナリオも破綻なく

まとめられており 更にカートリッジに搭載された独自音源が

ファミコンとは 思えない美麗なサウンドを奏でてくれるなど 全体的なクオリティは水準以上。

過激な隠しメッセージ

そしてこのゲームにはある開発者のメッセージが 隠されている事が発売から

16年後に発覚した 未使用のデータがないか解析中に偶然発見されたものだった

「ひでむし」という開発者が書いたもので、内容は 同僚に対しての

愚痴・罵倒・感謝の言葉だった ちなみに開発元はアトラス

■隠しメッセージの出し方
1.クリア後のエンディング画面(家族の写真と「おしまい」の文字)を出しておく

2.そのまま18分ほど放置すると画面が白黒になる

3.さらに18分ほど待つと今度は画面がセピア調になる

4.そこから55分ほど待つとBGMが消える

5.1Pコントローラーの「A+B+START+SELECT+左」と
2Pコントローラーの「A+B+右」を同時に押す。
成功すると違うBGMが流れる

6.そして1Pコントローラーの「B+SELECT+右」と
2Pコントローラーの「B+右+下」を同時に押す。
すると画面が切り替わりひでむしが登場

7.メッセージが最後まで流れたあとに
1Pコントローラーの「A+B+上」を同時押しでさらに続く

8.18分ほど待つとタイトル画面に戻る

実機でも再現可能だがコマンド入力が困難なためエミュレーター
あるいはパッチを適用された特殊なROMが必要となる
手軽には行えないのでメッセージの全文を以下に記載しておく

■隠しメッセージ全文

なつかしい きょくが
ながれてるじゃないか。
あのころは、よかったな。

みんなプロだったもんな。
……………
それにひきかえ、なんだ
こんかいのやつらは、

やっと おわった。
すべてはいいおもいでだと
ふざけんじゃねェ
このばでおれいしちゃうよ

まず、かいはつとちゅうで
おとことにげた
おぐら かおる
てめェーだよ てめェー

まえのばん 7かいも
セックスして シャワーも
あびずに かいしゃに
くるなよ。

つぎに おおまち たつや
てめェーだよ てめェー
ヘラヘラしながらしごと
するんじゃねェー

ROMだしの とうじつに
へーきでおくれやがって。
もうスケベなほんもらって
もゆるさんぞ。

ブクブク ブクブク はら
だしやがって。 だから
2まん9せんえんはらって
もキスしかできないんだ。

ナムコのデバッカーの
たかの けんじ
アルバイトのくせして
きかくに ケチつけるな

それからこんかいいちばん
あし ひっぱってくれた
ごとう きよはる
てめェーだよ てめェー

タイムマシンができたら
まっさきに おまえを
えどじだいにおくってやる
そこでなぞなぞやってろ。

あー すっきり・・・・・

しねェんだよ
ごとう きよはる
てめェーだよ てめェー
うぁぁー きえてくれ

そういえば せわになった
ひともいたな・・・・・

おいしいとこだけもってっ
た おかださん。 きみの
アブノーマルなせいへきを
ぼくはしっている。

かんせいまで ソープを
がまんした やまぎしくん
こころゆくまで やって
きてください。

とちゅうさんかでがんばっ
た いわたくん
どなってごめんね。
これからもがんばってね。

いちばんきつかっただろう
ふじむら うどぴゅ
ほんとにありがとう。
うらむのは ごとーだぜ

ほかに、たかやま、くどー
すずき、まっきー、かねこ
あいはら、こころのてんし
さとちゃん、いがくん

みんな
・・・・・・
どうもでした。

よこ(7F)、
おつかれさまでした。
このゲーム、おくさんの
バースディーにささげます

かずむし、なかなかいえに
かえれなくてごめんね。
あいしてるよ。もうずーと
まえから。   ひでむし




懐かしのゲーム探しませんか?

この「ひでむし」の狂気じみたメッセージが、子供向けのファミコンゲームに

隠されていることが、発売当時に公になっていれば大問題となったであろう。

それが16年の歳月が立つまで発覚しなかったのは、このメッセージを

表示させるための条件が非常に難解であったことが原因となっている。

某匿名掲示板に「ひでむしの元同僚」と名乗る者が、メッセージを表示させる

隠しコマンドを書き込んだことで、出現方法が世に知られることとなったのだ

ゲーム自体は前述した通りメルヘンチックな内容であり、グラフィックやBGMも

クオリティの高い良作ADVであるが、16年後に発見される隠しメッセージに

より現在はそちらの方で有名になってしまったタイトルである。

f:id:zel_8bit:20210105235604p:plain

この時代に2人同時プレイができるADVなど殆ど無かったと記憶しているので

それが可能であり尚且つシステムが破綻していないゲームを作り上げたことはむしろ称賛してもいいと思う。

f:id:zel_8bit:20210105235510p:plain

いつかじっくりと遊んでみたいと思うが、やはりプレイしている間ずっと

「ひでむし」の顔が脳裏をチラついて集中できない気がしてならない(笑)。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です