懐かしのゲーム紹介『釣りキチ三平 ブルーマーリン編』ファミコン

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釣りキチ三平 ブルーマーリン編

発売日 1988年3月17日 木曜日
価格(販売当時) 5,500円
メディアタイプ カートリッジ
データ容量 2M
メーカー ビクター音楽産業

ファミコンソフトとして釣りキチ三平が
登場したのは1988年の3月17日と
連載が終了してから実に5年の月日が
経ってからでした。

販売元は「ビクター音楽産業株式会社」で
音楽業界で有名なあのビクターが
ファミコンソフトをリリースしていると
いうのも驚きですよね。

ゲームの舞台となるのは
原作「釣りキチ三平」で言えば中盤~終盤に
該当するブルーマーリーン編
(コミックスだと37巻~41巻)となっています。

釣りキチ三平といえば、国内で
渓流や池などで伝説のヌシ的な魚を
狙っているイメージがあったのですが
ハワイで世界のアングラーを相手に
勝負していたこともあったのですね。

気になるゲームのポイント(釣り場)を選び
エサや糸の太さを決めて魚がかかるのを待ち
釣り上げるという作業を繰り返すゲーム内容と
なっています。






1980年代~90年代にファミコンソフトでは様々な「タイアップ物」が発売され、その多くは
クソゲーという悪評を得ていることが
多かったですが、釣りキチ三平に関しては
良くも悪くも普通の釣りゲーだったといえます。

ちなみに、ゲームなのに意外と魚が掛からずにポイントを変えたりぼ~っと待つ時間が必要です。
妙なところでリアリティを求めているあたりも
時代を感じさせてくれるといえますよね。

ゲームの進行は、原作に合わせて5日間の釣果で
各国の代表と競い、優勝を目指すことが
目的となっています。
妙にシビアな魚のかかり具合や、慣れるまで
意外に釣り上げるのが難しい操作など
釣りゲーとしては中々楽しめるゲームに
仕上がっていた釣りキチ三平。

ところが実はこのゲーム、かなり
抜けてる部分があったようです。
と、いうのも釣りキチ三平ブルーマーリン編は
全5日間を戦い抜いて最終的な釣果で競うと紹介しましたが、1日目~4日目までの釣果は
『無意味』で、実質は5日目にだけ登場する
デビルソードと呼ばれる怪物魚を釣れるかどうか?で勝敗が決してしまうという残念な完成度に
なっていました。

どれだけ1日目~4日目で優れた釣果を出しても
5日目のデビルソードを釣ることが出来なければ
優勝してエンディングを見ることはできません。
逆を言えば、1~4日目にほとんど魚が釣れなかったとしても、最終日にデビルソードさえ釣り上げてしまえば、優勝できてしまうという少し抜けた部分がある完成度となっていたのも時代を感じさせてくれますよね。




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